瀧川一郎(サイファ)さんモデルのフェルナンデスRE-180Cです。 退色トップリフィニッシュ

フェルナンデスRE-180C(瀧川一郎モデル)のパーツ組み付けを終え、
全ての調整が完了いたしました。
左側の全体の写っているギターが今回リフィニッシュさせていただいたギターです。
右画像の4枚は全て同じカラーですが退色加減が違いまるで別のギターの様。
オーナー様のお話では右下角が退色のない状態だそうです。
となると、こちらのカラーは青が先に抜け、紫を感じない赤っぽいギターになり、ピンクになり、赤も完全に抜けて、くすんだ色になる様です。
スクリーンショット 2015-10-26 10.41.13
右下画像のカラー、イメージに相当近い感じでリフィニッシュが完了出来ました。
余談ですが、、、
木目の美しいギターのラッカーフィニッシュ(薄い塗装)は杢目の波打ち・凹凸が出ます。ポリ等の極厚塗装ですとこの木目の波打ちを消すほどに盛る事も出来ると言えます。
大手メーカーのラッカーや薄い塗膜のものはトラ杢の凹凸が見られるものも少なくありません。ヒスコレレスポールのトラなども凸凹してるのがお分かりになるかと思います。
PRSはポリでも波打ちが目立つ事から塗膜の薄さを感じる事が出来ます。

その原因の一つとしては、ボディ整形の際には木目により削れる部分と削れない部分が出てしまいます。不思議とどれだけ硬いブロックを使用してのサンディン グでも同様にその感じが現れます。薄い塗膜ではその影響が最後まで残ります。逆に分厚い塗装は、磨きの際に平らにする事が可能ですので凹凸は出なくなりま す。

ラッカーでもサンディングシーラーを用いる等で分厚い塗膜にする事でフラットな仕上がりも可能ですが、色々な意味で塗膜は薄い方が好まれる傾向に有りますし、この杢目による凹凸の雰囲気・表情が好きという方も多くいらっしゃるでしょう。
激しく美しい木目ほどその様な傾向に有ります。
逆にプレーントップはやはり段差の出ない、プレーンなつるんとした表面に仕上がる傾向が強いと言われております。

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