レスポールタイプ製作 番外編・トップの杢・木取り

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先日からレスポールタイプのギターを製作しています。
お客様のギターの場合はここまで製作工程を紹介したりはしません。
ベールに包まれている方が夢や想像があって、いとおかしかと思いますので(笑)

昨日はネック編をご紹介させていただきました。
今日はトップの材についてちょっとだけ書かせていただきます。

製作工程とはちょっと違いますので、番外編ということで。

さてさて、板目、柾目って言葉はギタリストならお馴染みの言葉かと思います。
その他、杢(木目とは違います)が出やすいと言われている(?)追柾目というのもなじみ深いかと。丸太の樹心を通る面で製材したものが「本柾」、樹心を通らないものを「追柾」って感じでしょうかね。

ちょっと写真をつかってささっと簡単に書きます。
太い木なら、この様に豊富に板が取れます。板目、柾目、追柾、結構な数のブックマッチ材が取れますね。ただこれは無駄の少ない製材を考えた場合です。完全なクオーターソーン(本柾目)を十字にとってしまうと、どうでしょう?無駄が出ますよね?そんな訳で多少なりとも板目が出た材がほとんどです。この様な太い木なら板目の出ない様に沢山の製材も可能でしょうけど。

スクリーンショット 2016-03-26 11.21.07

今度は、こちらをご覧ください。
スクリーンショット 2016-03-26 11.10.56

30cm位の木材ですと、ブックマッチの幅16.5cmをカットするとなるとこんな感じになっちゃいます。取れる材全てが板目となります。カット面(ギターのトップ面)を見ると、両端が柾目に見えて真ん中が板目の『中木目』となります。

今回使う材も細めの木からの製材のものなのでしょう。
中木目のものです。板目の部分は杢が薄くなる傾向に有る様に思います。レスポール等のカーブドトップモデルのものを作ると割と顕著に表れて高い部分の杢ははっきり出ているのに、低いエッジの部分の杢が薄く感じます。下の画像の様に真ん中が柾目っぽく、エッジ付近が板目だとその様に見えます。
実際に高額なヒスコレでもその様な見え方の物も少なくないかと思いますし、レスポールの場合はバイオリンとは違い、板目が出てるのもそれはそれで格好良いものですしね。
IMG_6318

それでも、トップはこの位良い感じに杢が出ています。
中心付近は柾目でくびれ付近が板目なのはこの写真だとわかりやすいですね。
IMG_6316

で、何が書きたいかというと、木材が高いという事(笑)
この位細いと思われる原木から製材される『中木目』材でもレスポールのカーブを削り出せる厚さ(18mmは欲しい)のカーリー、キルトとなると4万円〜は確実です。

それにワンピースのマホとなると・・・。材料代だけでそこそこ良いギター買えそうです。作る価値が有るか無いかは人それぞれの考えっす(笑

超ビッグネームでも工場内では材の奪い合いだなんて話も聞いた事があります。
枯渇してるんでしょうかね?

で、植林するんでしょうが、太くなる前に、使えそうな太さになると伐採しちゃうのでしょうかね?

P○Sは自社で育ててるとか。

僕も植林から始めてみようかな(笑)

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