戦前アコースティックギターのブリッジ割れ。

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おはようございます。
北海道でもあちこちで桜が開花している様ですね。
我々の住む道東はもう少し先になるのでしょうか?
今日もあまり天気も良く無いですし、寒いです。
連休は暖かくなる事を願うばかりですね。


さて、ギターリペアです。
今年の春は湿度もそれほど低くなりませんね?これからかな?
毎年春になると、冬よりも湿度管理が難しかったりするんですが、今年は今の所全然OKです。例年は5月だったのかな?とにかく、低湿になる時期があるんです。
そうなるとアコギはあちこちの割れが出てきたりする場合もございますので、ご注意くださいね。ただ、気温が上がってからの加湿って不快指数が上がるので嫌なんですよね。

今回は、ギターブリッジの割れの修理に関してです。
戦前くらい(?)の古いギターですので、この状態でも素晴らしいと言えますが、ブリッジの弦穴を繋げる様なクラックが見られます。
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この状態のギターはよく見ます。急に酷くなるとも言えませんし、いつの日か割れるとも言えません。ただ、気持ちの良いものでは無いので『どうしたら良い?』というご相談はちょくちょくございます。

安心面では、作り直しが一番なのでしょうが費用も大きくなりますし、オリジナルからの変更となる点も気にする方は気にする様です。
グルー注入、圧着では開いてる傷をくっつけて、更にその状態を保つという事が困難な事もございます。うまくいく場合もございますが、変な形がついた木というのはその変な形に戻ろうとするんですよね。

なので、現状の木が動いた状態で、切削・埋木が変なストレスをかけることなく割れを接着する手段に思えます。

サドルを切削する要領で、溝を切ります。かなりの独自路線ですので、オススメはしません。
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ぴったり合う形のローズウッドを切り出します。
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専用のカウルの様なものを作ってクランプします。ここも重要ですね。
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穴あけは実はものすごく大変。太い埋木の方が楽でしょうが、それだとなんだかね。
下穴を慎重に削ってから、ドリルを使います。
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弦が入らない状態でピンを挿すと、『こんなにゆるいの?』ってくらいゆるい方が再発防止になるでしょう。何れにしてもきつい穴には良い事は有りません。
磨いてみると、今回の埋木よりもダボが目立つくらいですね。
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弦を張って様子を見ます。
弦高もオーナー様の好みより若干高いかな?
まだ動きそうなので、もう数日様子を見てから相談させていただきます。
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