マーシャルアンプのパワー管交換。

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アンプというのは非常に厄介です。壊れた時がとっても厄介。
毎度書いてますが、修理は承っておりません。
真空管の交換、バイアス調整は承っておりますが、それで調子を戻してくれない場合もございます。ご理解いただける方のみ一般的なメンテナンスはさせていただきますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

修理を承っていない理由は、以前の記事を御覧くださいませm(_ _)m

金はある!!治らない場合も気持ち良く請求分を支払うという方はゴリ押しして下さい(笑)

冗談はさておき、マーシャルのコンボアンプの真空管交換及びバイアス調整です。
マッチングのとれた純正のパワー管は20000円近くする様ですね。
エレハモのムラードリイシューなら実売は半分以下ですね。

ムラードリイシューってのも惹かれますので、今回はそちらに交換させていただく事に。


まずはバラします。バイアス調整はバラさなきゃ出来ないんですよね。
感電注意なのでやらないのが一番です。
IMG_6957
無負荷で電源を入れるとトランスがぶっ壊れますので、絶対にやらないで下さいね。
スピーカー接続でも良いのですが、距離の問題と、不測の事態が嫌なのでダミーロードを繋げて作業します。


計測したプレート電圧と使っている真空管(今回はEL34)のMPDを計算式に代入し、バイアスの適正値を求めます。
IMG_6958
トリムを調整していきますが、この時、樹脂製のドライバーを使うのがベストですね。
JVMは単独トリムなので、一般的なアンプより調整がシビアで時間もかかりますが、その分メリットも有ります。
このアンプは部品数が昔の回路の10倍以上でしょうか。
部品の手配・入手なんかを考えると、やはりメーカー修理が無難です。メーカーだと中身ごとの交換も可能で、『治りませんでした。』は無いでしょう。
ただ、この位の複雑なものになるとメーカーで基盤等の生産を終了してしまった際には、復活不可能なアンプになりそう。

そういった意味では僕の手作りアンプなんかは一生使えますね(笑)部品数なんて何十分の1って位ですし。


そして、音出しします。バイアス調整って重要だと感じますね。
この前の元気の無い感じの音からマーシャルらしい音に戻りました。
IMG_6961

しばらく弾いても、うちでは不具合が出ませんので、これでOK!!
けど接触不良なんかは突如として出たりしますから、本当に怖いものです。
コンボアンプは真空管の熱をもろに基盤に受けます。熱くなった基盤が真下の大型スピーカーの爆音・振動の影響を受けてハンダクラックなんて事も考えられますかね。セパレート型(スタック)のアンプよりも多分弱いでしょう(?)
パワー管なんて、150℃位になるから、本当に厳しい状況に基盤や部品は晒されている様に思いますが、どうなんでしょうかね。ハンダだって、200℃位で溶けますしね。


バイアス調整は、〜10000円位です。※トリムの数の違い、分解・組込等の違いにより異なります。

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