子供には平等にスポーツを楽しむ権利が有ると思うのです。

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先週だったかな?
こんな話を聞きました。場所は書きません。

A君がとあるスポーツの練習から帰ってくるなり、
『今日、週末の試合のスタメン発表があった!!』『俺、試合に出れる!!』と大興奮だったとのお話でした。
客観的に見ると、どんぐりなので、誰が選ばれてもおかしくはない状況らしいです。

で、いざ試合・・・。

結局のところ出場はなかったとの事です。
結果も散々の結果で途中で終了だったとの事。
下手くそなので仕方がないと言えばそれまでらしいですが、みんなも同じでしょう。下手くそでも子供なりに頑張ってます。ガラスの心の子供にはあまりにも酷だなぁ。と口にはしませんでしたが思っていました。しかも、最弱小チームらしいのです。客観的に見ると、だったら余計に全員出してあげたら良いのに。と思います。

僕が監督の立場なら、大人として、監督として、父親として、いや男として、一度口にした事には責任を持つのは確実です。人それぞれの考えがあるので難しいところではあるでしょう。そう?(笑)

で、その試合の翌日、家庭の都合で野球を休ませたそうなのですが、それについても『なんで、休んだ?』『家庭の都合ってなに?』『親の仕事はなに?』ものすごく責められたそうです。そもそも、プライバシーの侵害ですよね。

で、困ったA君はたじたじ、ごもごも・・・。

『お前は誰に向かって口を聞いてるんだ!』『監督に対する口の利き方を考えろ!!』

どうやら生意気な口の利き方をした訳では無いらしいです。

みんなが思うのは、監督はそんなに偉いのか?ってとこで、『あんたこそ、何様よ!』と思いますよね。

挙句のはてに、、、

『お前たちはもう無理!』『基礎がなってないから練習しても無駄!!』『球拾いでもしてろ!!』と練習もさせて貰えなかったと聞きました。

監督さん、、、あなた、、、指導者ですよね?
あなたが指導してきた結果ですよね?

そう、、、器じゃないんだな。


少年たちは監督を選べません。

小学生にとってはスポーツの面白さを知る大切な時期です。
この時期は楽しさや、友達の大切さ、チームワーク、社会性、体作りを基本に考えるべきでは無いでしょうか?

まして地域密着型のチームに関しては尚の事です。
勝ちたいだけ、勝利至上主義なら、実力重視のチームを自分で作れば良い。
地域の人が必ずしも勝利だけを望んでいる訳でもないでしょうから。

勝利だけを望んでいる子供や家庭ではそんなチームを自ら探して通っているという実例もあると聞きますし。
実際に、少年野球でも地域のチームでは満たされず数百キロ離れたチームに属して、週末のみ参加の小学生だって居る様です。

この辺はバスケットなんかも同じで、勝利至上主義。

下手な子は六年生になってもレギュラーの子と同じ練習すらしていませんでした。
今はわかりませんが、数年前に見学させてもらった時にはそうでした。

だからと言って、中学、高校に入ってからもその上手いと言われていた子がそのままとは限らないのがほとんどだと高校の先生に聞いた事もあります。
センスというのはいつの日か開花するかも知れないものなのです。

歌手でもそう。デビューしたては下手くそでも、ものすごく成長を見せた実力派大物歌手だって大勢います。

・・・芽を潰している状況と言えるのかも知れません。


先日、アメリカに行った際にアンドリューとも上記の様な話をしたんですが、アメリカでは少年期には平等に試合に出場させるというのがルールで有り、常識との事です。

どこで花が咲くかは子供の頃には分からないという判断と、スポーツの楽しさを植え付ける時期という考えが定着している様です。ただ、高校に入ると完全に実力社会に切り変わるそうです。

日本は中学あたりからは完全に実力重視の傾向が有りますが、発育が著しい時期の子供なので、この時期に芽を摘む様な方針・行動はして欲しく無いものです。

日本では、監督に好かれていない、遅く入部した、周りよりちょっと下手くそ・・・。そんな理由でゲームへの参加が出来なくても誰も文句は言いません。文化ですね。


バスケットを例にすると、アメリカの少年リーグでは5ピリオドで1試合になるそうです。
なぜ、5ピリオドなのでしょう?

1チームは10名と決められており、その10名全員が2ピリオドに平等に出場するというルールで5ピリオドという事に決まったそうです。

アメリカ人は日本人の様に、『遅く入ってきたからゲーム不参加で基礎練習から。』だとか、『最初のセンスが無いから出られない。』等は考えられないそうです。

『えっ!!そんなつまらない状況で日本の子供たちは続けちゃうんですか?アメリカ人はその状況なら辞めますし、親も辞めろと言いますよ!!』と物凄く驚かれました。

ここは日本。

仕方が有りません。

けど、潰された芽がもう一度出てくる事は皆無に等しいのです。

きっと、あの子も、あの時に続けさせてあげられる状況があったら、
今とは違った未来も見えていたのではないでしょうか?


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