ハイフレットの演奏性向上計画 と ウェザーチェック

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ハイフレットの演奏性

先日書かせて頂いた記事の続きです。

ハイフレットが届かない!! 大胆カットしました
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無事完了致しました!

自分で作った色ですので、色合わせも思ったほど苦労せずに済みました。

気になる演奏性ですが、、、かなり向上しております!

ですが、向上した分、『さらに!』となりそうな気がしないでもないです。

今回はプレベのシェイプ(外枠)を変えずに演奏性向上を目指しましたが、後々の万が一の事を考え、えぐれ部分をカットしても不細工にならない様に範囲を決めました。
シュッと細くなっても格好良く違和感も無い様な気もしないでもないですが、プレベっぽさは減ですね。

まずは暫くお使いいただけたらと思います。
ミュージシャンである以上、プレイアビリティは大事ですので、悩みどころですね。


ウェザーチェック

ウェザーチェックの需要が多い今日この頃?
今のレスポールは変わらずラッカーですが、ウェザーチェックが簡単には入りません。

メーカーのAgedものもアレですアレ。

生意気を言う様で申し訳無いですが、かなり高額なメーカーAgedでも刃物だと分かる場合も多いです。環境の変化でウェザーチェックが出ないなら刃物でしか再現は出来ないのでしょう。
僕も過去には何度もやらせて頂いております。本物のウェザーチェックを見ながら線の太さや形が瓜二つになる様に書いていきます。これまた気の遠くなる仕事なのですが、完成時の満足度があまり高くないのです。出来が悪い訳でもないのです。見た目もメーカーのAgedとそう変わらないと思います。けど、施工主からすると刃物の線なのです。

これが変な物で、僕個人のギターに同じ加工をして置いていて、『こんな感じでやって』というご依頼があって、同じ様にやっても『気に食わない』となるケースも有ります。
おそらく、有名なTさんが施したとなるとそれでOKとなるのでしょうが、、、難しいところです。

極論ですが、膨大な時間をかけて地道にやれば、刃物での疑似ウェザーチェックは余程不器用な方では無い限り誰にでも出来ます。お遊び感覚ですと、時間をかけずにちゃちゃっと済ませて仕舞う事が多いので、イマイチになっちゃうだけです。
思考が変態的レベルの方だと、しっかり時間をかけ、Tさんと同等の物が出来ると思います。(今は線だけの話です)その場合は、シワの様なTさんも再現していない細かなチェックも再現可能でしょう。
仕事でやっている以上、膨大な時間をかけて仕事をします。
相反して、仕事でやっている以上ある程度の時間の制約も出てくるでしょう。
よって、シワの様なチェックの再現は現実的では無いです。これが変態的趣味だと可能になります。どの分野でも同じですよね?料理だってカスタムカーだってなんでも。
変態のカスタムカーは正味1年かけて仕上げられても、商売でやってる場合は非現実的です。
もし、そんな仕事が有ったとすればですが、施工主は1年分の給料や工場の維持費全てをその依頼主に請求するという事になります。

で、刃物ウェザーチェックの話に戻りますが、いくら頑張っても刃物です。
気持ちも付加され、ちょっと違って見えてくるものなのです。

いくら線が完璧に書けたとしても、すっきりしない気持ちで終わるのです。莫大な時間がかかってしまうので、気持ちとは裏腹に料金は請求しない訳にも行きません。
そんな訳で、刃物でのウェザーチェックは今後はお断りさせていただく事に致しました。

けど、人工ウェザーチェックを見て下さい。
僕のピンクのストラトです。でっかい傷は実は天然の傷です。

二箇所ほどアップします。


片側が自然現象を利用した人工的なウェザーチェックで、片側が刃物と塗装で雰囲気を揃えたものです。どっちがどっちかは分からないと思いますが、これを自分のギターに刃物で入れたものとなると気に入らなくなったりするのが人間の心理の様です。
初めからそういった状態の物を購入するというのとはちょっと話も違ってくる様で不思議。

戻すとなると大変なだけではなく、お互い気分も悪いので刃物疑似ウェザーチェックはやっぱりご自身でどうぞ。

自然現象を早巻きした人工的なウェザーチェックは『どうでるか?』が分からない状態ですが、それならご相談に乗らせていただきます。

その場合は、上の様なアミダの様な線になるか、下の様な状態になるか、下地や材質、塗料によって変わってきますので、それはちょっと楽しみ。それを楽しめる方ならやってみる価値は有るかと思います。

ちなみにピンクストラトもこのヘッドもトップコートは同じものです。
それでもこれだけ違いが出るのが面白いところ。

また、近年はラッカーと言われる塗料でも全くウェザーチェックの出ないものも多くございます。

塗料選びからスタートなので大変なものです。


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