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製作メニュー
- 材料選定〜製材
- サイド曲げ
- トップのブックマッチ〜ロゼッタ周り
- バックのブックマッチ〜トップのブレイシング製作・接着
- トップとサイドとバックの合体!!
- 番外編 蝶ねじ回し(YouTube有り)
- バインディング溝加工〜バインディング巻き
- 指板・ネック製作〜ジョイント調整
- 指板接着〜サイドポジション入れ〜フレット打ち〜ネック形成
- ネック着色〜ウッドフィラー
- 磨き!!〜ブリッジ位置出し
- ネックジョイント完了
- ブリッジ周りとヘッド
- 完成!
GWは、ほぼこちらのギターと向き合ってる感じでした。
集中力が切れたらバイク乗ったり、釣りしたり・・・。
そして、また製作。そんな感じで集中できたのは良かったです。
スプルースとローズウッド。
産地や詳しい材名は省略させていただきます。
もちろん、お客様は知ってます。
いつでも有るものではないので、注文頂いた際に困っちゃうんです。すみません。
厚みを揃えたり、ブックマッチの直線を出したり、図面に合わせてカットしたりと地味ながら結構なボリュームが有ります。
厚み調整は寒い時期にやっていたので、ちょっと気持ち的には楽でした。
割ったらアウト!!サイド曲げをしていきます。
ローズウッドは曲がりにくいです。
マホに比べてそう感じます。僕だけかも。
時間をかけてゆっくりやりますが、下手すりゃ半日以上かかりますかね。
無理すると簡単に割れます。
まだ、いけるかな?と思った時はちょっと休む感じ。
無事曲げ終えたら、この様にクランプして戻らない様に養生(?)します。
ネック及びエンドブロックを接着してしまえば良いのですが、手直し(曲げ直し)が必要かも知れませんので、一晩寝て冷静な目で見てからにしましょう。
ブックマッチをします。
直線を出すのも、接着するのも一苦労なんで、ひ・み・つ。
本当はそんな訳でも無いんですが、あんまり見せられないんで画像は無しです。
周辺の散らかり様が半端ないので、やめておきます。
で、サウンドホール周りの飾りの溝を彫ります。
ドレッドノートの場合は3重の飾りが有りますが、1重だけでもこれだけのセルが入ってます。この幅を絶妙に合わせて行く必要が有ります。なので、Yuaryオリジナルよりも高額になります。高額ギターって、材料云々よりも手間賃です。断言します。
個人的な意見で恐縮ですし、反感を買うかも知れませんが、D−45だって高額理由は『手間』に尽きると思います。それにシェル(貝)も実は想像以上に激高!!
4cm角の貝殻(パール)で一枚なんと!!1700円します!!
あと、傷や節だとか色味だとかで木材の料金も大幅に変わってきますね。
フラッグシップモデル、高額ギターには綺麗な木材が使用される場合がほとんどです。
音への影響は?
もちろん、それらは素敵です!!
で、、、
高いギターは音も違うよ!!と思っている方もサラリと聞き流していただけたら幸いです。
もしくはお友達と、『あいつは分かっていない!』と陰口でも言って下さい。
個人個人の思いですからね。申し訳ございません。
そして、無事に失敗する事なく3つの溝を彫り終え、サウンドホールの開口も終わりました。
バック材のブックマッチをします。
今回はヴィンテージタイプのジグザグバックストライプとなります。
カット前は下の方に、ワイルドな節の様な木目が有ったのですが、『割れ』に繋がる可能性が有りそうと判断しその部分は使用しない事に。
接着待ちの間・・・
エンドブロック、ネックブロックを切り出して、形を整えて貼り付けます。
途中の写真は撮ってませんが、こちらが接着後の写真です。
更に同時進行で、トップのブレイシングを製作&接着しました。
今回のギターですが、見た目はヴィンテージなのですが、ブレイシングはノンスキャロップなんです。
ノンスキャロップのフォワードシフト。
タップして削りを入れていきますが、非常に良い感じなんですよ。これが。
GW中は、没頭できたため、一気にここまで進める事が出来ました。
現時点では、お約束の期日には十分に間に合う感じです!!
箱になりました!!
今日はバインディング、ヘリンボーンの溝切削。
エンドピースの埋め込みも有りますね。
ここは予定よりも時間がかかってしまったりしますが慎重に進めます。
削りの失敗は後戻りが出来ません。
サイドとバックおよびトップの接着時にはグルーを塗ってクランプをする訳ですが、これが時間との戦いなんです。
スプールクランプを使うのですが、蝶ネジで締め付けます。
タイトボンドのオープンタイム(塗布からクランプするまでの時間)は5分!!
5分でギター外周のスプールクランプ、30本を締めないといけません。
ここで登場するのがこちらの動画のスペシャル工具!!
自作スペシャル工具のご紹介です。
蝶ねじ回しの決定版と言っても過言では有りません。
なんだそれだけ?そんなかんじでしょうか?
けどですね、これが僕にとってはかけがえの無いツールの一つなんですよね。
箱になったので、バインディング加工をしていきます。
フラットトップとは言え、設計的にトップにも若干のカーブをつけています。
バックはカーブの他にボディの厚みの違いなんかも有ります。
これらが影響して、バインディングの溝切削は一筋縄では行きません。
僕はドレメルを使用して切削しますが、このアーチなんかに泣かされます。
最終的にはパワーツールに頼らず手作業で合わせます。
この辺りは本当にちょっとの不注意で取り返しのつかない事態になりますので、手をかけるまでに時間がかかったりします。気持ちの問題ですね。
期日も迫っているので、今回は集中を切らさないよう間髪入れずにやりました。
パワーツールと木材の関係に関しても少々、、、
ルーターの類は、機械を当てる位置や動かす方向で、ダウンカット、アップカットという違いが生まれます。
そのカット方法の違いは非常に重要で、場合によっては思い切り損傷を与える場合も有ります。
木目とカット方法を合わせる必要がございますので、自作をしたいという方はダウンカット、アップカットに関しても十分お調べ下さいね。
指板、ネックを作ります。
指板はエボニーで、通常のマーチンロングスケールです。
が、ナット幅は42mm。
ポジションはお客様のご要望、画像を参考にパールドットで行きます。
サイドポジションもパールドット。
ネックを削り終え、ジョイント調整中。
なかなか良いペースです。
このボリュートを作ってる時間なんかは好きな時間です。
(写真では指板が既に貼られてますね。ブログより実際は進んでます。)
ネックジョイントって、めちゃくちゃシビアなんですよ。
レスポールも丁度そこまで行ってますが、コンマ何ミリで大きく変わります。
左右の傾き、仕込みの角度を合わせていきますが、地味な上に時間もかかります。
けど、ここが決まったら完成が見えてくる感じもしますね。
そうそう、、、こちらのギターですが、前述の通り42mmナットなのですが、一般的なアコギより1〜2.5mmほど細いです。(D-28は44.5mmです)
この細さが、作っていて、見ていて、非常に細く感じます。
『間違った?』と思ったほど細く見えます。
60年代のGibsonとかエピフォンとか、あんなイメージですかね。
42mmのナット幅にするとヘッドのバランスもなんだか変になります。(作ってる本人だけがそう感じるのかも?)
Gibsonヘッドの様に『くびれからの膨らみ』なら、そうでも無いのでしょうが、直線的な『スッとした』羽子板ヘッドが好きな僕にはホームベース型はちょっといただけない感じ。
という訳でその分ヘッドの幅も狭めました。
↑のサブタイトル部分のご紹介です。
まずは、仮組み。
この状態でネックの位置なんかを見ていきます。
最後に指板を貼ると帳尻を合わせれられるという利点も実は有るのですが、ネックとボディは別塗装にしたいので、先に指板を貼ります。
その為の位置合わせ。
なんとも説明が難しい部分ですが、この辺りは特に先を考えながらやらないと加工が大変になったり、出来にも影響します。
指板の位置が決まったら、ネックを外して指板を貼り付けます。
そして、サイドポジション入れたり、指板アールを整えたり、フレット打ったり、指板の指にあたる角ばりをとったり、ヘッドの穴開けたり、ネックの形成したり、ヒールキャップつけたり、、、色々します。
ココくらいまで進むと目に見えた変化は凄く少なくなって来るのに時間はかかってきます。
それでも、(ほぼ)工程表通りに進んでおります。
今日はめちゃくちゃ暑い北見市。北海道ですが37℃。
けど、カラッとしてるんで気持ちは悪くない様に思います。
朝夕は寒いですしね。
今日も目に見えて進まない塗装工程を続けています。
今朝の状態はこんな感じです。
(今はもう少し進んでます)
ネックは着色を終え、フィラー待ち。
かなり良い感じの色が出たと自画自賛です。
そして、ボディ。
ローズは美しい色なので、素材の色を生かします。着色は無し。
フィラーは何回塗ったのだろう?
何回サンドペーパーをかけたのだろう?
僕、オープンポアという『導管見えた塗装』が個人的には木って感じがして好きなんですが、今回はかなり埋めていきます。
全くのツルツルはなんか味気ない気がしてなりませんので、程よい感じにしたいです。
一気に分厚くフィラー層を作ったら回数も少なく仕上げられますが、ぼってり感はどうしても出ますので、薄く吹いてサンディングを繰り返してという感じでしょうか。
トップはまた別仕上げ的な感じになりますが、まずはサイドバックの下地作りを終えなければ・・・。
昨日の休みは雨・・・
良い雨・・・
釣りは夕方だけ(ぼうずでした)にして、仕事を進められたのは非常に良かったと思います。
吹いては研磨の繰り返しなんですが、10回とか吹き付けてるでしょうか。
こちら、そろそろ吹き付けは終わり!と判断し、1000番で研磨したところ。
そして、最終研磨!!
マーシャルTシャツが写ってますね。OKでしょう。
そして、ぼってり感も無く、木の感じも出てますので上出来かと思います。
トップは研磨する前に、ブリッジの位置を出して塗膜を剥がして、マスキングしてから研磨します。
本日ネックを仕上げて、合体!!
まで行けると良いのですが・・・。
昨日、目標のネックを仕上げを終え、ネックジョイントが完了しました!!
ギターらしくなりました。
先が見えました!
昨日はブリッジ製作も終えていますので、本日貼れたら良いなと思ってます。
弦を張るのが楽しみ!!
続きです。
ブリッジは先日製作済みですので、そちらを貼り付けました。
そして、サドルの溝切りです。
溝切りで、ルーターの出動は本当に最後になります。
これがまた、超緊張するんですが、無事に切削完了です。
深過ぎるのもアレですが、浅過ぎる溝はダメですね。
某国内メーカーのギターは、この溝が浅すぎてインブリッジピエゾを入れる時にいつも泣かされます。
多くの方は、『少しでも安く済ませたい』と思われるはずなので、溝の再切削なんて話にはなかなかなりません。
今回製作させて頂いておりますギターは、現時点ではピックアップの搭載は無いのですが、今後の事も考えておきましょう。
磨いていなかったヘッド周りを磨きましょう。
ネック裏はプレイアビリティ重視でMARTINの様なサテンというかセミグロスで仕上げさせていただきましたが、ヘッドには艶が欲しい感じがします。
有るんだか無いんだか分からない金ロゴもヴィンテージMARTINの様で良い感じ!?
この後、ナット溝を切って、ナット、サドルを作って、ペグをつけて、ブリッジピンの穴調整をしたり、溝切ったり、、、細かな事が結構ありますね、、、
そんな訳で完成直前!!
先日の記事(↑)の通り、細かな行程はたくさん残ってましたが、一気に仕上げました。
サドル作ったり等は、リペア記事でも多数書かせていただいておりますので、あんな感じです。
が、、、通常とちょっと違うのは、ブリッジピンに『溝無し』を使ってます。
ピンに溝が無いって事は、ブリッジ側に溝をつける訳ですが、弦の太さで違ってきますので手間は結構違ってきます。
ただですね音的にはこっちの方が良いと思います。
厳密に言うと、弦を張る際に曖昧にならないという感じでしょうか。
ピンに溝があるとボールエンドが変な位置でも弦が張れてしまう事が有りますが、ブリッジ側に溝を切ってあると必然的にボールエンドはブリッジプレートでしっかりと受ける形になります。
ピンに溝があるタイプで、かつ穴のテーパーが微妙なギターの場合は、ここに注意するだけでも随分と音も変わってきますので、気にされていなかった方はお試し下さい。
そして、完成です!!
ペグは510のゴールド。
ピックガードの保護シートは剥がしてませんので、剥がすとまた雰囲気が出るはずです。
ポジションマークはヘリンボーンとしては珍しいパールドット。
実は、この数には僕なりの考えが有ります。(もちろん、この数のパールドットのギターも普通に存在はします)
いつの日か、、、万が一、、、、ダイヤモンドにしたいなぁ。そんな思いになった時でもこの数だと比較的容易に入れ替えできるかと。そんな思いも有りこの数です。
元々は、オーダー時にお送り頂いたイメージ画像の写真でこの数だった事も有り、色々と勝手に深読みをしたというのも有るかも知れません。
実は完成から、そこそこの日数が経過しておりますが、毎日弾いたり、ちょこっと調整したりとそんな感じで今日まで経過しました。
バッチリな感じになりましたので、ご紹介に至った訳です。
バランスよくガツンと出てます!!
歌いながら弾いていると本当に気持ちが良いです。
ノンスキャロップ、フォワードシフトという点も効いている様に思います。
ご参考までにと、歌いながらのYouTubeもちょっと考えたのですが、心の問題でやめておきます。(多分、今までも弾き語りってやってないと思います。)
最後に。
ハンドメイドってものはどんな分野でも同じかと思いますが、一長一短でも有ると感じます。
お客様と作り手の考えや思いは詰め込まれてますが、不揃いだったり、手作り感や粗もあったりとございます。
分かりやすくいうと、手打ちそばの様な感じでしょうか。
それでも皆さまにはご理解頂きオーダーしていただける事に心より感謝を申し上げます。
本当に有難うございます。心より感謝申し上げます。
誠に有難うございました。
本当に有難うございます。
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