レスポールタイプ製作とエトセトラ ※随時更新

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レスポール製作とエトセトラ

    1. ボディ材のラフカットと同時に考える・・・
    2. ボディの形の秘密?
    3. ボディバックのルーター加工
    4. トップ・バック貼り合わせ完了
    5. ネックの仕込み角はトップの角度
    6. ネックポケットとネック製作
    7. ネックジョイント調整他、ネック加工
    8. ドキドキのトップカーブ切削を開始!
    9. ピックアップキャビティー開口〜全ての階段を削り終えます
    10. ちょいとトップカーブ〜バインディング巻き
    11. ヘッドの突き板貼り・外周切削とテーパーヘッドの謎
    12. バインディング接着完了〜トップのカーブ
    13. ネック接着!!
    14. ネック調整加工〜指板接着!!
    15. ネックシェイプと塗装準備
    16. との粉!!
    17. 塗装!!
    18. いよいよトップの塗装開始!!とトップの厚み
    19. 塗装をされる方へ。サンバースト塗装の注意点!!





ボディ材のラフカットと同時に考える・・・

オーダーいただいておりますレスポールタイプの製作を始めてます。
先日から書かせていただいております、指板製作もこちらもギターのものとなります。

少々苦労しましたが、お客さまのご要望に近いトップ材が見つかりました。
今回はプレーントップなのですが、木目の感じなどは原木の太さや育った家庭で大きく変わってきます。プレーントップは板目なのですが、同じ板目と言えどかなり個性が有り、随分と見た目の印象が違ってくるもの。

同じ様な目の材はそう出て来ないので、失敗は許されません。
作らなければ失敗もしないのですが、それでは進みません。

気持ちを落ち着かせ、まずはラフカットをします。

今までプレーントップの板目についてそれほど考えた事は無かったですが、欲しい目の板は探すとなると本当に難しい。

では次に進みます。
この時点で有る程度の厚みに落とすのですが、レスポールのカーブドトップの膨らみはネックのセット角で有る程度は決まってしまいます。そこを考えて厚みを落とします。

エスカッションの厚さ(高さ)が同じだとすると・・・
バーストと言われるものは3度となっておりますが、5度以上のモデルと比べると必然と高低差は小さいものと言える事にもなります。
この辺りも含めて調整していきます。
上記の結果、近代物のレスポールはトップの高低差が違うのでエスカッションが低い物となってます。(ネックの仕込み角が同じでも多少はカーブで帳尻合わせも可能かな)

ネック角度に関係する面白いお話もございますね。
こちらのリンクをご覧ください。

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感想(0件)

こちらはビンテージの52年レスポールですが、弦が下通しになってるのが確認できます。
この当時はネック角が1度と言われており、トラピーズ下通しで設計されたらしいです。
ネックの角度から、トップのカーブの詳細は分かりませんし、大きく違いは無い様に見えますが、ピックアップの高さが随分と低いのは確認出来ますね。

結局このモデルは、ブリッジミュートが出来ず失敗作となって、この後に改良されて行った様です。

超グラマラスに見えるレプリカモデルは、この角度は随分と違ってます。
それと、ネックの仕込み角の違いによる音の変化は僕には何も言えませんが、持った感じや実際のプレイでは随分と変わってきますね。
ストラトとレスポールではボディとネックの位置関係が随分と違うの要因の1つでしょう。

・・・52年のレスポール298万円ですか。
お金ある方なら株買うよりも(株の仕組みすら知りませんが)投資としては良さそうですかね?

この後、テンプレートに合わせてトップのシャイプを整えていきます。


ボディの形の秘密?

まずは、トップの形をしっかり決めていきます。
工程は製作者により色々かと思いますが、先を考えずに進めると偉く苦労したり二進も三進も行かなくなる事も有ります。

以前入手した59の製図が実際どうなの?って事が有り、新たにアメリカのマニアのフォーラムでもお勧めの製図も入手してみました。

結果、どっちもほとんど同じで、誤差の範囲でした。
現行レスポールとはちょっとだけ違うんです。横においても分からない程度ですが。

自分の使いやすい感じでテンプレートを作って、ラフカットで終えていたトップを削っていきます。とは言え、トップはバインディングを巻くので貼り合わせ後に更に削る感じになります。

テンプレートは2分割です。使う人が使いやすい感じが良いんです。

テンプレートに沿って削りました。

で、ちょっと秘密を。というか皆さんとっくに知ってる?
カッタウェイ部分以外は対象でしょうか?
これが違うんですよね。
くびれ付近が異なるのですが、ここを同じにすると目の錯覚でカッタウェイ側が広く、大きく見えちゃうんです。
デザインって面白くて、難しいですよね。


ボディボックのルーター加工

トップ材の形が出来ましたので、バックと貼り合わせをしたいところですが、その前にルーター加工を施します。
部品の配置を考慮すると僕の場合は、バックの外周加工は貼り合わせ後になります。

こんな感じで、切削を終えました。
かなりの厚みなので、自転車操業の小さな工房の設備ではかなりの回数に分けての加工が強いられますが、それも良いものです。
ルーターはかなりの頻度で使いますが、毎度の事ながら肩が非常に凝ります。リラックスしての作業なんか出来ないものですよね。

貼り合わせ面です。

バック面です。

貼り合わせ後、しばらく養生期間をおいて次の工程に進みます。
指板も進めなければ・・・。


トップ・バック貼り合わせ完了

トップとバックの貼り合わせが終わりました。

トップに合わせて、バックを削っていきます。
この辺りの進め方も人それぞれかと思います。

作っていると、やっぱりレスポールってかなりの工程で作られてるのが分かります。
単純にストラト等と比較しても何倍もの工程が有りますが、1つ失敗すると積み重ねた工程全てがパーになるので、1つ1つをかなり練ってから進めなければという気持ちでやってます。

そろそろネックに着手かな。ネックのジョイントも一筋縄ではいきません。
今の時代のほとんどは立体的なカーブドトップのギターでもCNCルーターで作られてますが、昔はネックの仕込みからカーブまで手工だったんですよね。
作り手側からすると、CNCで作られた完璧な精度のギターは素晴らしいと思ったりもします。
CNCを導入して作りたいと思ったりもしますが、それならわざわざ個人工房で作る必要もないと思ったりもします。
58〜60のバーストも含め手工ギターは個体差も大きいですが、それもまた手工ギターと考えます。
作り手からすると、そのあたりがジレンマだったり。


ネックの仕込み角はトップの角度

サブタイトルにある通り、ネックの仕込み角度はトップの角度という事が言えるかと思います。

と、その前に、、、

トップカーブが形成される前にバインディング溝をある程度切削しておきましょう。

そして、ネックの仕込み角をボディにつけます。
仰々しいジグをセットし、いざ切削。

ギター作りは全ての工程でリカバリーが効きません。
1つ1つ本当に気を抜けません。

無事、目的の角度を出せて、ここでも胸を撫で下ろす。

この角度が出てさえしまえば、このトップの角度付き平面を利用しネックポケット加工がスムーズに行えます。
角度付きジグを用いてネックポケットを削っても良いのですが、この状態の方がイメージが湧きやすく後の勘違いによる失敗なんかが減るかと僕は思ってこうしてます。

1つ1つが本当に神経を使うので、なかなか次から次へと進まないですが、その位が失敗しなくて良いのかと思います。
進めなければ完成しませんが、進めなければなければ失敗も無いという、なんだか変な感情に支配されます。


ネックポケットとネック製作

ネックの仕込み角度が出たので、平面が曲面に変わる前にネックポケットを削ります。

ネックジョイント部分もこの段階で削り終えておくのが良いですね。
まずは、その前にトラスロッド溝を。
彫ったロッド溝にレーザーを照射して、ヘッドのセンターを出しをしてるとこです。

ネック側のジョイント部分も削ります。

まだしっかり合わせていないので、ボディとネックは完全にくっついておらず離れてますが、それはこれから。なかなか良い精度です。

まだネックは角材状態ですが、作ってる身としては結構進んだ感じが有りますよ!!


ネックジョイント調整他、ネック加工

また雪が積もりましたね。
昨日は『また冬が来た?』と思うほどの勢いで雪が降った北海道。

さて、レスポールタイプ製作の続きです。
急がず焦らず先を考えながらなので、大きくは進まないものです。

ネックとボディがしっかりとくっつく様に少しづつ削って合わせて行きます。

良い感じになりました!そして、ギターらしくなりました!!

厚さも削ぎ落として、現時点のヒール部分はこんな感じになっております。

ある程度ですが、指板幅に合わせてネックの幅を整えた後、ヘッドの『耳』を足して、またまたネックは養生期間に入ります。


ドキドキのトップカーブ切削を開始!!

ネックとボディのジョイントは良い感じになったんですが、なかなか次の行程に進めずにいました。
兎にも角にも『削る』という行為は引き返しが出来ません。
失敗したらアウト!!

それでも進めない事には終わりません。
いつまでも、現状を『良い感じ!』と眺めている訳にも行かない訳です。

レスポールの写真集を見ても、トップカーブというのは結構違いがあるもの。
まして年代によっては全く異なるといっても言い過ぎではないかと思います。

『よし!なんとなく削り始めるか!!』

例え、僕が気に入った感じに仕上がったとしても人それぞれ受ける印象は違うので、ノーグッドな考えです。

バーストカーブの図面からテンプレートを作って、階段状に切削をします。
昔は(今も個人工房は)、この様に作るのが一般的ではないでしょうか。

こちらがテンプレート。
感覚で削るよりも随分と説得力が増すと考えられますが、トリマーで一気に階段を作る事になるのでかなり不安を覚えます。

1段目なんかはこんな極端な段差が出来ますので、『本当に大丈夫?』と初めてやった時は胃が痛くなりました。今も昔も、トリマーの恐ろしさは変わらず、体は強張り、肩や首筋はパンパンになります。

階段状になってきました!

一気に行きたいところですが、ここからはピックアップキャビティーの絡み等も考え慎重に進みます。

この状態を『良い感じ!』と眺め続ける事のない様に頑張ります!!


ピックアップキャビティー開口〜全ての階段切削を終えます

更新頻度は少なくなってますが、レスポールもコツコツと進めております。
なかなか、簡単には進まないものなんです。

全ての階段を先に作ってしまうか?
平面が有るうちにキャビティー加工をするか?

作業の流れ的には、階段を一気に!と行きたいところですが、しくじりそうな予感が。

と言う訳で先にピックアップキャビティの加工を施しました。

ご支給のパーツを並べて位置確認が重要。
同じと思われがちなピックガードですが、ピックアップの幅が違ったりしますので、注意が必要ですね。

キャビティーが出来ました。
また1つ安心。

そして、これから全ての階段切削に移ります。
階段を作り終えた頃には集中力が切れていると思います。
仕方ないので、明日の釣りの事でも考えようと思います。


ちょいとトップカーブ〜バインディング巻き

先日の記事の後、階段を作り終えました。
(余談ですが、翌休みの釣りも絶好調でした)

そして、間髪置かず翌日からは階段の角落としを開始しました。
何時間も鉋や鑿、ヤスリを握り続け、腕がパンパンになります。

途中画像です。

トップの厚みも狙いに近くなりましたので、ここからは更に慎重に。

進めたいところですが、先にバインディングを巻きます。

そこそこカーブは出来上がってる感じに見えますが、『ここから』ってところでしょうか。
養生期間を置いてから再度削ります。


ヘッドの突き板貼り・外周切削とヘッドテーパーの謎

まだバインディングのテープを剥がすには早いかと思いますが、少しでも進めないと先が詰まります。
それと、釣り、車いじりばかりしてる訳でも有りません。
一応自分の中では節度を持ってるつもりでございます。

最近、YouTube動画も随分とアップをしてますが、あれは夜な夜なPCの前で照れを偲んで楽しんでる趣味の様なものでしょうか?
いや、趣味とも違うな。なんだか難しい。

ただ、面白い事に衝動にかられてやっているまでで承認欲求とはちょっと違うんです。
続けるとどうなるのか?に非常に興味を持ってしまったのです。
ゴールも特に有りません。
承認欲求とは違うと言いながらも登録者数の数字を見ると承認欲求が生まれます。
そんな訳で、皆様のご協力を心からお願い申し上げます。
『チャンネル登録お願い致します』

と回りくどいYouTUbeの宣伝はさておき、ギター製作です!!

ネックを進めていきます!!
ヘッドに突き板貼ります!!
黒いヘッドなのに白木を貼ります!!
そして、テンプレートを貼り付けて外周切削をします!!
気合が入ります!!

この切削途中画像、なんだかとても好きです。もう、大好きです。

無事に切削が終わりました。

この小さな面積にトリマーを乗せて切削しましたが、なかなかのスリルです。
これで、レスポールタイプ製作でのトリマー使用は全て終わりました。
トリマーは、一瞬の気の緩みで全てをぶっ壊すので、本当に安堵しております!!

↑の画像はある程度ヘッドの厚さの調整を終えたところなのですが、
ヴィンテージギブソンの様なテーパーがつけられてます。
先に行くにつれて薄くなるというアレです。

これって、「なんでこんな事を?」と思いません?
一説には強度対策という事らしいです。
これにはちょっと納得です。
他には、ナットのテンション調整の為なんて見方も有る様ですが、それはどうなのかな?と僕個人は思います。
ナットのテンションを考えるのなら、弦の巻き数で変わりますし。
問題となる程ではないですが、ペグは傾く事にもなります。

やっぱり、強度の為って事でしょう。

本当?

もちろん、ネックが太くヘッドは薄いのでヘッドの付け根部分を薄くする事は出来ません。
しかも、ギブソンはトラスロッドのくり抜きが有りますので、薄くするとくり抜き部分が裏側へ貫通してしまいます。その為、厚みを持たせる事は必要です。
それと、テーパーとどういう関係が有るのでしょう?
特に無いですよね?
ひょっとしたら、先を薄くした方が音が良い!って判断も有ったのかも知れません。
が、同じ個体では試しようが無いのも事実。

いやいや、随分引っ張ってますね。すみません。

完全な持論を少々。
(否定、ブーイングはご勘弁下さいね。)

これは、この方が作りやすかった!!って事だと思います。
当時、CNC切削なんてのを用いていたかは知りませんが、ネックの厚みを持たせた上で効率的にヘッドを平に薄くするにはベルトサンダーがベストマッチだったと思うのです。

今回、削っていても、ネック側の厚みを落とさない様にヘッドの厚さを落とすとなると、斜めに削るのがやっていて安心なんです。

多分それだと思います。

案外、デザインや音色的要素よりも作り手側の効率を考えている箇所も有る様な気がします。
例えば、Gibsonのロゴなんかは外周が一筆で彫れるデザインになってます。ルーター切削にしろプログラミング切削にしろ利点は多いですよね。
あと、至る所のアール(例えばカッタウェイのアールだとか)が工場設置の規格品機械のアールと同じなんて事も多いかと思います。

想像と持論にすぎません。
僕はここにロマンを感じてますので、真実は知りたく有りません。
そっとしておいて下さい。


バインディング接着完了〜トップのカーブ

バインディングの養生期間はですが、そろそろ良いって事で、ドラフティングテープ(マスキングでは弱い)を剥がして、トップカーブを更に削ります。

ここまで削ると本当に腕がパンパンになります。
最終削りはネックが付いてから、塗装前にやります。

この様に、テンプレートを使った等高線を無駄にしない様にうっすらと最後まで残す事に。

一番高いところはテンプレートが有りません。
ここは職人さんの勘で作っていたんです。多分ですけど。
僕はお客様ご支給のエスカッションの底面アールに合わせていきました。

上の画像でも感じられたかも知れませんが、かなりフラットに見えません?
ヒスコレなんかのビンテージレプリカもレギュラー製品よりもフラットでは有りますよね。

けど、こうして定規を当ててみると、そこそこのアールが有るのが分かります。
この辺りもかなり繊細な箇所で、思い切り行けずに当て木を使いミクロン単位で削ります。

影が入らないと案外凹凸は激しく見えません。
これは凹凸が好きな方と、フラット気味が好きな方と別れるみたいですが、
僕はあくまでも図面とテンプレートに合わせました。
極端なえぐれは作らない様にも気をつけました。

ここで、製作してる側からの『えぐれ』に関しての思う点を少々。
またまた完全に持論ですので、違うと思ってもそっとしておいて下さい。
(えぐれ:ボディの外周から1〜3cm内側の凹になっている水が溜まりそうな箇所の事です)

見た目的には多少のえぐれは凹凸をはっきりさせ、高低差も実際よりも大きく見せます。
実際にマイナス領域が出来るので高低差も大きくなるのですが。

これは見た目的要素が第一に考えられてそうですが、果たしてそうなのか?という疑問を感じました。
テンプレートで作った山の一番下の線を消す時に、どうしてもここを多少なりとも低くする必要は有ります。線と全く同じ高さまで削れば線は消えますが、かなりの精密機械でも無い限り無理かと思います。
そのため、線を消すために『えぐれ』が生まれたのではないでしょうか?
近年のCNCのレスポールはこのえぐれが無いものが多く存在しますが、それはCNCですと加工時には出来ませんし、あえてえぐる必要がないと思ったからではないでしょうか?
PRSなんかはCNCですが、もっと大げさにえぐっていますね。
僕は『周囲の水たまり』と呼んでます。

ヴィンテージのアーチトップも実はこのえぐれが確認できますね。
多少なりとも有った方が僕は好きです。
ないと物足りなくも感じたり。

極端なのは避けたいので、さりげない感じで仕上げたいと思います。


ネック接着!!

GW中は、帰省少々、遊びも少々、、、
工房は一応お休みとさせて頂いておりましたが、一人ひっそりと山籠り的な仕事の時間を作れたので充実しておりました。

こちらのレスポールの他、昨年の10月末に承っておりましたアコースティックの製作も随分と進められたので安心しております。北海道の冬は寒さが厳しいのでなかなか思う様に進められず春を迎えてしまいました。(アコギは別記事でご紹介させていただきます)

仕事は好きなんですが、なんていうのでしょう?
気ばかり急って、あれもやんないと、これもやんないと、あれはどうだっけ?これはどうだっけ?なんて考えているのが一番良くないですね。

時間は限りがありますし、生きてる証として仕事ばかりでもダメでしょうし、考え続けてもストレスが溜まる一方ですし、闇雲に急いだってろくな事がない場合も多いでしょう。

解決策はないものか?
そこで予定表なるものを作りました。
そこそこタイトなスケジュールで組みましたが、そこまで進めていけば明日の事を考える必要も無くなるって事を感じます。
この歳になって予定表・工程表の重要さを再認識してます。

どうでも良い事すみません。
本当に申し訳ございません。

本題です。

ネックジョイント付近の微調整をしたり、ネック幅を整えたり、あんまり目に見えない感じの事をして、ネックジョイントをします。


接着前ですが、ちゃんとくっついてます。
いい気になって写真をパチリ。

現在、クランプ中です。
接着後は指板接着です。

フレットカバードバインディングに試行錯誤していた頃が既に懐かしい感じがしたりしちゃってます。


ネック調整加工〜指板接着

トラスロッド周りの調整をしたり、仕込んだり。
そして、ネック幅をある程度削り、指板を貼りました。

大きな工程は無事に完了となりました!!
いや、ネックシェイプは未だですね。
その他、塗装前にトップカーブの見直し等、まだまだ有ります。


ネックシェイプと塗装準備

ネックシェイプを整えておりますが、良い感じになってきたでしょうか。

直ぐに塗装へと進みたいところですが、ここは一呼吸が必要です。
塗装を始めた途端に「あれ、ここ・・・」なんて事を想定し、日を改めてチェックしたいと思います。
そして、こうしてブログを書いてて既に一つ気がつきました。
ペグの穴も開いて無いですし、未だ塗装に入っちゃダメですね(汗)

こちら、1フレット部分の厚みが24mmのネックですが、そこそこの太さを感じます。
この太さは音にはかなり大事!なんて思ってますが、真相はいかに!?というところ。(良い悪い、好き嫌いは別問題として音は本当に違ってきます)

余談・個人的な事で恐縮ですが、僕は手が非常に小さいです。
子供の手の様な大きさで、中3の息子に手の大きさは既に抜かれました。(身長は10cmくらい僕が高い)
それでも、この太いネックというのは大好きです。僕のギターは手が小さいくせに太いものが多い様な気がしてます。
要は慣れなのでしょうが、太いネックを握る安心感みたいなのも生まれたりします(笑)


との粉!!

塗装前のサンディングを終えて次の工程にすすみました。
(いや、サンディングは戻るかも知れません)

あまり見た目に変わりませんが、との粉二回すり付けました。
明日ペーラーを当てて、まだスリスリします。

赤いとの粉ですが、乾くと結構白く見えますね。

今日はこの辺で。


塗装!!

いよいよ塗装です!!
塗装に入ると、完成が近い?そんな気持ちになりますが、まだ結構長い道のりです。
それでも随分と進んだ気持ちになるのは確か!!

まずは、トップの養生。
マスキングテープがうっすら光ってる部分ありますよね?
この感じは塗装後にも出る『照り』なのですが、良い箇所、良い範囲かと思います。

そして、着色。
赤を重ねていきますが、急に楽器らしくなる瞬間!!

まだバックの着色のみ。バックの着色層のコートをして、それからトップやヘッドに色を着けていき、クリアコートとなります。

明るいところでの一枚。

今日は天気が良くないので、一時中断(湿気の問題とかで)ですが、ノンストップでいきたい感じになってきました!

楽しみです!!

という訳で、本日はこの辺で。


いよいよトップの塗装開始!!とトップの厚み

今一度カーブの確認をしてマスキングをしました。
カーブの確認は一点から光の入る暗い部屋で行うと良い感じです。

本家Gibsonでは、どうやらバインディングにマスキングをせずにのちに塗装を剥がす『セル掻き』というのを行なっていると何かの記事で見た事があります。
それは、若干不揃いとも感じる『味』と言えるでしょう。
人の手が入ったもので有るからこそ。
僕は、その苦労の跡なんかを感じ取るのが非常に好きですが、感じ方は人それぞれですので、嫌いな方もいらっしゃるはずです。

なんていうのか、ヴィンテージギターなんかを見ていたら、本当に手作りの味が感じられたりしますが、そこが非常に好きです。
『あっ、ここで苦労したんだな!』
『帳尻合わせたな』
とか、そんなのが好きです。

何を言いたいかですが、そういった手作業感が嫌いな方は手工品は避けた方が賢明ですという事。

手工品は機械にはかなわない箇所も多く有りますが、工業製品にはない部分も多く有ります。
本当、手打ちそばの様な感じでしょうかね。

うん、、、話が反れました。

で、バインディング部分ですが、僕はハイブリッドな感じです。
ある程度はマスキングをして、ある程度を手掻き。

では、着色します!!
一回うっすら吹きだとこの程度の色です。

結構鮮やかな黄色ですが、塗料を見るとこんな感じです。

何回か同色を吹き続けると、この様な色になります。
写真だと薄く感じますが、現物はもう少し濃いかな?

プレーントップとは言え、ところどころ杢が出ていたりと格好良い!!
着色時の杢が現れる瞬間がたまりません。
お客様に選んでいただいた材なのですが、カーブ形成で随分と木目も変わってしまいました。
こればかりはどうにもなりません。申し訳ございません。
けど、美しいと思います!!
そして面白いのが、最下部あたりの杢。
プレーントップはブックマッチ時に左右の木目が違ってきますが、最下部は削り込んで薄くなったあたりで杢が同じ線で揃った状態ですね。
ピックアップ下の横方向の縞も削っていくと一直線になります。

そして、このトップの厚みですが、ちょっと見にくいですが1/2インチ(約13mm)。
こちらはヴィンテージの厚みを再現してます。(ネックの仕込み角度が関わってきます)

このトップの厚みですが、現行モデル等に比べると薄い。
故にグラマラスなカーブは作りにくいという事にも繋がります。
最薄部が約4mmで、最厚部が約13mmですので、高低差で言ったらたったの9mmです。
それがグラマラスに見えるのは(見せるのは)急勾配のおかげでしょうか。
最近のスタンダードを見るとピックアップ付近も美しいカーブですが、ヴィンテージにこの部分のカーブがほぼ無いのはその為でしょうか。
たったの9mmで全体をなだらかに作ってしまうとカーブは少なく見えますね。
ただ、このトップカーブに関しては(最薄部、最厚部の相違は無いけれど)かなりの個体差があったと記述されてます。
写真集を見ても至る所に個体差を感じます。
その他、僕が結構気にするのがスイッチ側のボディの外周アールなんですが、ネック側に直線に近くなってるものは、バーストの時代は少なく若干なで肩の様な感じです。
このボディの外周に関してはテンプレートを用いるなり、NCなりの機械加工だったと思うのですが、それでもここにでさえ個体差が生まれているのが非常に大好きです。
どれも同一よりもなんだか趣を感じます。

と、見た目の問題はほどほどに。
作り手も使い手も、それぞれの好みが有るでしょうから難しすぎますので。

がしかし!!

このトップの厚みは一番重要だと思います。
弦のエネルギーを音として表すには非常に重要な役割をしてると思います。
ここがちょっと違ってくると音も違ってくると思われます。
オカルトな話ではなくです。
弦のエネルギーをここでどれだけ消費するか?という話になるかと思いますので、ラミネートトップの厚みは結構重要。
ストラトのトレモロブロックを交換すると明らかに音が変わるのを経験されている方は多いかと思いますが、それ位の事だと思います。
極端な話ですが、アコギにハムバッカーをつけて、マーシャルに繋いでもエレキらしい音にはなりませんよね?
アクリルギターの音って独特ですよね?
超極端ですが、そんな話になりますかね?

がしかし!!

トップの数ミリの違い、、、、それを聞き分けられるのか!?

けど、折角作るなら、その辺はちゃんとしたいなと(汗)

では、本日はこの辺で。


塗装をされる方へ。サンバーストの注意点!!

「サンバースト塗装って難しい?」
「けど自分でやってみたい!!」

そんな方も結構いらっしゃる様です。

意外にも缶スプレーでも出来ちゃうらしいですよ!!

細かい霧を吹くには、やはりコンプレッサーとエアガン・エアブラシの類が良いかと思いますが、缶スプレーでも温めながら使えばそこそこいけるらしいです。
出来上がったギターを見た事が有りますが、そこそこ良い感じでした。

で、タイトルにある『注意点』についてです。
数年前ですが、これにつながる事が有りました。
「途中までは良い感じだったんだけど、仕上げで変になった」とリフィニッシュのご相談があったのを思い出します。

スプレーワークは練習したらなんとかなるはずです。
が、その後が重要になります。

普段塗装をする時は、通常『吹きつけ〜硬化・乾燥〜表面均し』を繰り返しますが、表面均しを行うとトランス系やサンンバースト系の塗装はアウトです!
グラデーション部分がなくなったり、木材の透け方が変わったりします。

なので、
下地作りをしっかりする。(載せてませんでしたが、やってます)
柚子肌を極力作らない。
ゴミの付着を極力させない。

というのも重要になってきます。
ちょっとの表面均しも命取り。
これに何度泣かされたことか・・・。

分かってはいるけど、やってしまう事って有るんです。

今回は絶対にやらない!!という気持ちでこのブログを書いてます。

進行状況的には下画像までですが、ここは本当に気が抜けない部分なんです。
ちょっとの事で全剥がしも想定される部分です。

完全に着色層をコートするまでは触らないのが懸命です。
が、昨日書いた『セル掻き』なんかも有るので、ここから暫くは塗装の山場と言えるでしょうか。

と言う訳で、本日はこの辺で。

ご用命、ご閲覧ありがとうございます!!

つづく。





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