これぞ名器!!井上陽水も愛したYD−304 【リペア】※完了まで更新中!


YD−304

僕の世代ではないのですが、名器として名高いギターです。
過去にも数本のYD304を見せていただいておりますが、確かに魂を感じる良いギターです!!(生意気を言って申し訳ございません)

一つ大事な事というか、、、
今新品で購入可能なS.YAIRIはこの頃のソレとは別物です。
名前だけの様です。詳しくはネットで検索してみて下さい(汗)

貫禄のYD−304


ブリッジ割れ

ブリッジが割れております。
職業柄よくみます。(←当たり前か)


酷そうには見えませんが、手でも割れが動くほどです。

ブリッジ張り替えが確実ですが、オリジナルを温存したいですね。
張り替えはお金もかかりますし、オリジナルじゃなくなりますし、最終手段で良いかと思います。


修理開始!!

補強を入れる溝を切っていきます。
かなり神経使います。寿命縮みそうです(笑)

接着だけでは多分長く持ちません。
サドル脇は重要です。

かんざし補強?留め継ぎ補強?スポーク?なんていうんでしょうね?

まぁ開きどめの補強します。

しっかり留めれば十分な強度も出ます。

波釘状なんかで工作すれば完璧なのでしょうが、工作精度がちょっとでも落ちてしまうなら、ぴったり&接着剤の方がよっぽどしっかりくっつきます。

ネック折れの再修理のご依頼のほとんどは、精度の悪いホゾを接着剤でむりくり埋めたものだったりしますので。

木材を切って、削って、合わせていきます。
かなりピッタリ!!

接着剤を塗ると水分で膨らんでなのか?めっちゃ入りにくい位になりますが、その位が良いです。

木目は割れない方向で使います。よって塗装は必須ですね。
元々が黒塗装されているので、その辺りは問題無しなのは良かった。

これから接着していきます。


Oops!!想定外・・・

良い感じに接着が出来ました。

サドル溝はよくないので、切り直してサドルも作っていきます。
精度もバッチリ!!

弦高を12フレット2.5mmにすると、ブリッジとサドルの高低差が8mm近くになります。
数時間後、様子を見ると・・・。

ががーん・・・
あんなに精度がバッチリだったのに、サドルとブリッジに隙間が〜(涙)
高いサドルは変な力がかかるというか・・・
例えるなら、高い壁も地面近くを蹴っても倒れなくて、高い部分を蹴ると倒れるという、そんな感じかな。

かなりの長い年月弦を張っていなかったとの事で、ネックも逆反りなので、サドルは諦めるつもりすが、更にしばらく様子を見ていると・・・。


補強部分が剥がれました。

通常のサドル高で有れば、この修理でも問題がなかった事がほとんどです。(というか、今までは全部OKでした)

残念ですが、オリジナルのブリッジは使えそうに有りません。

ブリッジのサドル下付近の接着も緩んでいる(剥がれている)様な感じも有ります。

ブリッジ自体に厚みを持たせる様な形でお作りさせていただきたく思います。

『治る!』と言っておきながら、本当に申し訳ない気持ちです。

つづく・・・


見てね!!