今回はヴィンテージのGibson L-5について書かせていただきます。
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職業柄これまで数多くのギターを見てきましたし、修理、分解もしてきました。
しかし、こちらのL-5は、調べれば調べるほど謎が増えていくギターで、おそらく唯一無二のギターと言えるでしょう。
とは言え、Gibsonのビンテージには12FジョイントのL-5など不可思議なギターも多く存在しますので、それらと同様に謎の多いギターと言った方が適切かも知れません。
最初は、ごく普通の1936年製L-5だと思っていました。

見た目的にはなんの変哲もない戦前のL-5でしょうか
1936年製と推測出来る箇所
FON
このギターのFactory Order Number(FON)は「777B-2」で、1936年頃を示すと考えられています。※数字の後のアルファベットで製造年を割り出す事が可能。
なので、少なくとも1936年にこのボディの製作が着手されたという事実は間違いないと推測できます。
ネットで散々検索しましたが、同バッチ(777B)のギターはSuper400の一本だけ見つけられる事が出来ました。
機種は問いませんので777Bをお持ちの方、是非ご連絡いただけたらと思います。

高音側のfホール内の777Bスタンプと手書きの−2
ヘッド
バインディングの継ぎ方が https://prewargibsonl-5.com/ さんの複数の写真で確認したところ、この時期以降はセンターで綺麗に継いでいる様に見えます。
下画像は当記事のギターの写真ですが、1936年の特徴的なバインディングの巻きが確認出来ます。

特徴的な合わせ面のバインディング
ロゴもこの時期ならではの細いスクリプトです。

シンスクリプトと呼ばれる平行で細い文字のロゴと繊細なフラワーポットインレイ

上画像は1938年のヘッドですが、バインディングはセンターで継ぎ、ロゴも太くなってます。
出典 https://prewargibsonl-5.com/advanced/
ハードウェア
テールピースは下画像の1935−1937の極短い期間に採用されていた、L−5刻印入りのフラットテイルピースと呼ばれているタイプです。

2〜3年程度しか使われなかったシンプルな刻印入りフラットテールピース
外して他のビス穴がないかを確認。UVライトを照射しましたが交換された形跡も有りません。
その後のL-5の象徴的なアールデコ調のものとはビス穴位置が異なります。

他のビス跡はなく、交換歴はないと推測出来ます

UVライトの照射結果です。テールピースに覆われている部分が日陰になり蛍光成分が多く残っている為か明るく光ります。
ペグも時代的な矛盾はなく1936年頃採用のグローバーG98で、こちらも交換歴は確認出来ません。
3弦ペグのネジ一本は折れてしまったので交換しています。

G98チューナー、1938年頃まで採用でしょうか。
形状
トップ、バック共に一般的に想像するアーチではなく広めのフラットな頂点面積を持つ形状です。こちらも1940年代以降にはあまり見られない形状でしょうか。以前実際に1943年のL-5を修理させて頂きましたが、それは自然な山なりの形状でした。(このYouTubeを確認して頂けますと幸いです。)
下画像でイメージをお伝え出来ると良いのですが。

フラットな頂点をもつトップ。そしてダブルハンプと言われている、横から見るとネックエンドとテールピース付近の2箇所に山が有り、トップ落ちしてる様に見える形状も特徴的です。ちなみに、切削に手間のかかるこの形状はパラレルブレイシングが正式採用される頃には自然な一つの山に変更された様です。

バインディングのある外周よりも1インチほど内側に水が溜まりそうな部分が有るのもこの時期の形状の特徴でしょうか。1940年代後半のL-7(この後に写真が出てきます)には、ここまでの凹みは感じられません。
ネックヒール
ネックヒールも1936年頃の特徴の有る形状です。画像の通り、ボディとの境目にクリアの割れも確認出来ませんし、UVライトを照射しても違和感は感じられませんので交換歴は無いように思います。しかし、ポールさん(Pre War L-5の運営者さん)の見解では、『もしも戦時中のファクリーリネックなら80年経過してるので塗膜の違和感は既に確認出来ない可能性はある』との事です。

1940年頃までこの形状でしょうか。これ以前は細い形状で、この後は半円状になるようです
スティンガーとサンバースト
この時期の特徴のあるヘッド裏塗装です。スティンガー(黒塗り)+濃いめのサンバーストといった仕様になっており、暗い場所ではスティンガーは分かりにくい。

バインディング
外周の黒層の1枚が太いのが確認出来ます。こちらは複数のL-5をインターネットで確認したところ1946年頃までの仕様の様です。その後は黒層が同じ太さに変更されている様です。

当個体の写真。外側の黒層が太い(厚い)のが確認できる。ピックガードのバインディングも同様なのが確認出来る。

e-Bayより画像をお借りしました。1947年製のL-5。ボディバンディングの黒層が全て同じ太さに変更され、プライ数も増えている。過渡期のためかピックガードはそれまでと同様のバインディングだが、その後は黒層が同じ太さに変更される。指板材はローズウッド。

1964年頃には指板のバインディングも上画像の通り、黒層が同じ太さになっている。
大まかでは有りますが、以上の点は1936年頃の特徴と言えると思います。
しかし、戦時中(1942年〜1944年くらいまでか)製作の可能性もありそうです。
戦時中は物資不足や使用材に対する制約も有り、寄せ集めパーツで作られたり、工場内のストックパーツを使用して作られていた時期の様です。30年代は不況だったので高級機種は売れずに材やパーツが残っていたのか?
ただ、当記事のL-5は後述の特殊な点を除いては、パーツも仕様も1936年だらけなので戦時中のギターと言われると、どうでしょう?
戦時中のリネック説も有り得そうですが、その場合はヘッドプレートをわざわざ1936年仕様にしたって事になりますが、どうでしょう?
特殊事項
ブレイシング
トップはパラレルブレイシングであり、これは通常1936年製17インチL-5には見られない仕様です。当時のアドバンスモデルはXブレイシングが通常仕様ですが、同様の例外は他にも実際に確認されています。

エンドピンより内部を撮影
ラベル
特殊事項とは違いますが、残念な点です。
ラベルが貼られていたと思われる痕跡があるが、ラベルが存在しない。
これは初めから無かったのか?何らかの理由で工場で剥がされたのか?過去のオーナーに剥がされたのか?あるいは自然に剥がれてしまったのか?と推測しますが、ラベルが残っていればこのギターの全容解明に繋がった可能性がありそうです。これはこのギターに限ったものではなく、ただ残念と思える箇所です。
年代物となった今としてはどんな情報が入ってたとしても剥がされるべきではなかったと思えます。
しかし、まだ歴史的価値等がなかった時代なら、カスタムオーダー品で他人の名前が入っている場合などは剥がされていても不思議では有りません。
あらゆる推測は出来ますが推測の域を出ないのでやめておきましょう。

UVライトを照射。ラベルサイズの接着材の跡の様なものがUVライトに反応して明るく光ります。
トラスロッドが存在しない
これが一番の謎です。ですが、戦時中のアーチトップには入ってない個体も存在します。戦前のモデルでも特注品やハワイアンには入っていない個体も存在した様です。
戦時中の製作の可能性も有りそうですし、1936年の特注の可能性も有りそうです。
専門家のジョーさんのコメントでは戦時中にネック交換がされたのでは?との事でした。
UVライトの照射でもロッドカバーの穴埋め形跡はないと断言出来ます。塗膜の状態、バインディグの痩せ具合による木材との段差からも、ヘッドプレートの張り替えも無いと推測できます。

トラスロッドカバーの下には調整キャビティも存在しない。
ペグ穴は丁寧な段付きですね。ちなみにロッドカバーの上から二つ目の穴は「キャビティが隠れているのでは?」とご依頼により当工房で開けた穴になります。結果、空洞はなく木材だけでした。
余談ですが、当初のトラスロッドの設計には欠陥が有ったとか、無かったとか・・・。私も多くのギターを製作してきましたが、下画像(特許図面)の状態で入れてしまうと期待した結果は得られないでしょう。これなら入って無い方が良いかも。

多くの専門家も指摘しているトラスロッドの図面
49mmのロッドカバー
このロッドカバーはバンジョーなどにも採用されていた1937年頃まで使われた第一世代の形状のもので、ビス穴間も49mmと一般的なL-5カバーとは異なる寸法です。
そもそもノンアジャスタブルなのでカバー自体が必要のないものとなってますが、デザイン上の都合で取り付けられたのでしょうか。
かつての所有者が取り付けたのならば、流石にわざわざこのロッドカバーは付けないでしょう。後付けならL−5の標準的な白枠の有る穴間52mmの物を付けたはずです。
1936年当時つけられたのか?戦時中の寄せ集めパーツだったのか?
ビスはご依頼により当工房で交換。オリジナルのマイナスビスもございます
ノンアジャスタブルのロッドが仕込まれている
鉄の使用が制限されていた戦時中の製作だとするならば鉄芯が入っている事にすら矛盾を感じますが、隠して(バレない様に)入れたとすると納得も出来ます。いずれにしても推測でしか有りません。そもそも戦時中はギターの製作も公にはやってなかったとか・・・。
確認出来た事実を少々書きたいと思います。
磁石の吸着確認をしました。その結果フィンガーボード面はナット〜14フレットまで吸着。ネック裏は1フレット〜14フレットまでの吸着でナット付近の吸着は有りません。
その吸着位置の違いと手で感じた吸着強度の違いから、ナット付近を斜めにカットして仕込まれたT-BAR等何らかの鉄芯の可能性が推測出来ます。
許されるのなら、指板を剥がして確認したいほど。レントゲンもいいな。

裏側はこの位置までしか吸着しません。(指板面は下画像)この磁石の位置からナットに向け、斜めにカットされた鉄材が入っているのでしょうか。余談ですがペグポストの高さの違いからヘッドのテーパーも確認出来ますね。

磁石の吸着位置から、上面、下面の長さの異なる形状の物や、T-BARを斜めにカットした様な物が入れられていると推測します
上の画像はバンジョー製作のサイトで見つけました
画像出典:https://www.banjocraft.com/banjo-neck-reinforcement/
ナットを外してみましたが特に手掛かりは見つかりませんでした。
指板はローズにも見えます。しかし、これは他の個体でも数多く確認されているので特別ではなさそうです。
ヘッド先端には”C”刻印
ファクトリーオリジナルなのか、かつてのオーナーによるものかは分かりませんがCの刻印が有ります。フォーラムではB級品、セカンド品という意見も有りましたが、GibsonではそれらにCの刻印の記録は確認されていない事から希望的観測ですがセカンドの可能性は低いと思います。
カッタウェイモデルにする際にCの刻印を打ったという内容をフォーラムでいただきましたが、これもまた全く確信が持てるものではないです。
他にもCustomではないか?Changeではないか?誰かのイニシャルではないか?というご意見も。
同様の刻印の有るGIBSONをお持ちの方は是非ご一報ください!!

問題のC刻印。刻印の中には白インクが入っている様です。この刻印自体の製造時期、メーカーが分かれば面白いのですが・・・。
ネック交換を示す明確な痕跡は見当たらない
1936年製造のギターを戦時中にリネックした説も有力と考えました。しかし、交換を示す明確な痕跡が見当たりません。ただ、ジョーさんやポールさんのおっしゃる通り戦時中のファクトリーリネックなら、UVライト照射チェックをしても80〜90年経過した現在では既に同化してしまい分からない可能性も有るでしょう。ただ、あまりにも違和感が少なすぎるのです。勿論オーバーラッカーの形跡も有りません。

バインディングとヒールキャップは同様に痩せており、木材部分よりもやや低い状態。この事からも近年の修理や交換はないと推測できる

経年での接続箇所のクリア層の割れは確認出来るがタッチアップやオーバーラッカーは確認出来ない。

ヘッド裏も同様にUV照射でも修理歴、交換歴の痕跡は見当たらない
ネックの幅
このネックのナット幅は42mm程度、12フレットの幅が52mm程度とやや細めです。1936年当時の資料を確認したところ、43mmナット幅のネックが実在した事実は確認出来ましたので、42mmもそれほど特別ではないのかも?どうでしょう?
厚みは特に薄くはなく、極一般的なCシェイプです。いや、やや尖ったCシェイプかな。
余談ですが、ノンアジャスタブルだからなのか、すこぶる鳴りが好みです。
ハイハネ/元起き(アジャスタブルロッドの有無はこの部分には関係しない)のため、ハイポジションのみ指板修正はされてはいるものの、ロッドが入っている14フレットまでは修正された形跡は有りません。そして、嬉しい事に反りやねじれもなく非常に良い状態です。
fホールの位置が一般的なAdvanced L-5とは異なるように見える
まず前提として、Xブレイシングとパラレルブレイシングではfホールの位置の制約の違いが出てきますよね。
その理由からなのか、アドバンスモデルはXブレイシング採用のため、やや小ぶりなfホールが外周寄りに配置されています。パラレルブレイシングはブレイシングにfホールが被る心配が少ないためか間隔が狭く配置されています。複数を観察した結果、それはこの個体に限った事ではなく、パラレルブレイシングモデルでは左右の間隔が狭く開けられている事が分かりました。

隣のL-7同様にfホールの間隔が狭い。
25.5インチスケール
当個体は25.5インチの弦長です。しかし、同年製作のパラレルモデルの多数が同様に25.5インチとなっている様です。この仕様は1939年以降に正式採用される訳ですが、それ以前も相当数作られていた様です。

ロングスケールだと、fホールのエッジとブリッジが一直線に並びます。よって弦交換時のイントネーションがとりやすい。
fホールの大きさと形状
ここは、そこそこの問題点です。
見た目的にL-50やES-125のスモールサイズfホールの形状と同様です。しかし実測で比較したところL-5の方が少々大きいのです。(16インチと17インチで違うのかな?)
L-7(1949年)は形状の違うラージタイプのfホールですが、このL-5のスモールタイプの形状のfホールと長さが全く一緒でした。これはGibson規格なのか、ジグや機械の都合なのか。

興味深いのが、1936年製のSuper400のfホール(下画像)に非常に似ている点です。このL-5のfホールにバインディングを巻くと同じかも。

同時期のSuper400のfホール。最初期のブリッジサドルにはインレイが確認出来る。

上がSuper400,下が当個体。バインディングの有無を除くと同形状に見えます。
ちなみに、L-7とL-5の17インチのボディ幅は10年以上の製造年の差は有りますが全くの一緒でした。

当たり前ですが、17インチボディは年代が違っても寸法は一緒
最初期Super 400に見られるパールインレイ入りブリッジ
かなりレアでしょうか?気持ちが上がります。初めて実物を見ましたが、このさりげないパールのインレイが格好良い。わざわざこれ買います?ましてや、わざわざこのインレイ入れる事はほぼ有りえないですよね。
オリジナルかは分かりませんが、この異端児ギターならひょっとしたらオリジナルなのでは?と思ってしまいました。推測でしか有りませんが。

ちょっと珍しいSUPER400のインレイ入りブリッジ。
など、多くの特徴が通常仕様では説明できません。
その他、手掛かりになるのかは別として各所の写真を撮りましたので、ご覧いただけますと幸いです。

エンドブロック

割れ止め?有り。鉛筆の下書き?有り。
内視鏡検査の結果ですが、特にこれといったものは見つけられませんでした。文字等有ると面白かったのですが。

この時期ならではの全てのバインディングの枚数や厚みが統一されている。豪華なバインディングもL-5ならでは。

この個体の全ての部分のバインディングが、浮きや隙間もなく、木材部分よりも痩せて低くなっている。この点からも少なくとも近年の修理歴がない事が分かる。
ウェザーチェックは大好物ですよね?

年季の入ったウェザーチェックは人工的な物とはやはり全く違います。刃物では書けないし、意図的な温度差でも出せない。
ハードケース
ケースは後からでも入手する事は可能なのです手掛かりにはならないでしょう。しかし折角なので付属のGeibのケースのご紹介をさせていただこうと思います。
名称はGibson社ではStyle #440、Geib社ではChallengeと呼んでいたそうです。
こちらは裏面にGEIB INCの楕円形の刻印が有る事から1937年以降製造との事です。
そして、ブラックの金具、レッドライン無しの仕様から1942〜1945年頃のモデルと推測出来る様です。
この仕様のケースがこの状態で残っているのは非常に珍しいらしい。

戦時中は黒も多かった様で、レッドラインは贅沢な装飾にあたるため廃止されたとか。特徴的な形状は30年代から同じ。

内装も物資調達の都合上薄手のものへ変更されているのもこの時期の特徴の様です

見にくいがGEIB INCと見える。INCになったのは1937年以降らしい
私は、このギターを可能な限り客観的に調査するため、
・内視鏡による内部観察
・UVライトによる塗装確認
・磁石によるネック内部構造の確認
・実測による寸法測定
・海外研究者との意見交換
他
を行ってきました。
その結果、「1936年製」とも、「戦時中製作」とも断定できないという結論に至っています。
海外の研究者からは、
「Gibson Factoryによるリネックの可能性」
という意見もいただきました。
一方で、それだけでは説明できない特徴も数多く残されています。
現在考えている可能性としては、
– Gibson Factoryによるリネック
– 移行期仕様
– 戦時中に組み立てられた可能性
– 試作品または特殊注文品
などがあります。
しかし、現時点ではどの仮説にも決定的な証拠はありません。
だからこそ、このブログでは結論を出すことを目的としていません。
私は、このL-5に関する情報をできる限り公開し、世界中のコレクターや研究者の皆様と一緒に、このギターの歴史を解き明かしていきたいと考えています。
もし同じような仕様のL-5をご存じの方、資料をお持ちの方、あるいはご意見をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
同時にFON 777Bのギターをお持ちの方も機種は問いませんのでご連絡頂けますと幸いです。
このギターの謎は、まだ始まったばかりです。
追記
アジャスタブルトラスロッドを持たないGibson製のギター
戦時中(1942〜1945)のモデルにはトラスロッドが仕込まれていないギターがある事は有名な話でしょうか。Kalamazoo Galsと呼ばれる女性たちによって作られたバナーロゴのフラットトップでは頻繁に見かけますし、アーチトップでもL-50、L-30等は市場でもそう珍しくはないでしょうか。現に私もL-50のトラスロッド無しモデルの所有者です。(←販売中)
上位機種のL-5,L-7ではその様なモデルはあったのでしょうか?
ネット上の写真を調べまくりました。その結果1942年と1943年のL-7のノンアジャスタブルロッド仕様を発見しました。
L-5はそもそもの生産数が少ないためなのかノンアジャスタブルロッドの個体を探す事は今もなお困難を極めています。


上の2枚の画像は今現在(2026.7.30)Schoenberg Guitarsで販売されているギターです。
1943年のL-7でトラスロッドを持たないローズウッドテールピースの個体。

こちらはDYING BREED MUSICでSoldになっている1942年製L-7です。L-7らしからぬインレイが特徴的で先ほどのと同様にノンアジャスタブル仕様

こちらは1943年製のL-7です。UKのオークションサイトに掲載されていたギターとなります。
先ほどのL-7と同様のインレイが見られます。
次のギターはギブソンがノンアジャスタブル仕様でもロッドカバーを取り付けていた例です。当記事のL-5が決して特別ではないと裏付ける資料となるのではと思います。
1930年代、1940年代はこういった仕様のものがあるとフォーラムでは時々出てきますが、写真を探すとなるとなかなか困難なものです。

こちらはJake Wildwood & Coに掲載中の記事中の写真です。写真のキャプションにある通り、このトラスロッドカバーはダミーのカバーで、外してもフラットな状態で調整機構は見当たらないらしい。

こちらはReverbで見つけた1942年のJ-45。当記事のL-5と同様にトラスロッドカバーは付いているがトラスロッドがないモデル。
今後も新たな同じ仕様を見つけ次第追記していきたいと思う。








