ハンマーダルシマーの塗装面の補修です。
素敵な音色の楽器です。はじめて触れる事が出来ました。ありがとうございます!!
特にラッカー系の塗装はゴム等の素材で変質しやすく、ひどい場合には塗膜表面のみならず通り越して木部近くまで達します。
過去にはメイプルネックのギターのスタンド浸食の補修で結局は全て剥離という事例も有りました。
こちらのハンマーダルシマーは何かの溶剤で、滑りどめのマットの類の付着を除去したのかと思われますが、溶剤の染み込み、垂れが確認できます。
表面の質感の均一化は塗装で可能なのですが、シミはいかに目だなくできるか?というのが課題で完全に除去するのは木部を削る必要性も出てくるのであまり現実的ではないでしょう。
溶剤分と塗膜が混ざり合ってモコモコした塗料を除去し、塗膜の補修をさせていただきました。ほぼ目だない状態になり、硬化もしておりますので完了とさせていただきます。
この度は誠にありがとうございました!!