昨日は春を予感させるほどの北海道北見市でしたが、今朝起きて外を見ると真っ白。
重いし、量も多い・・・。
なんか体調も今ひとつで除雪が超々億劫でした。
今現在、まだ降っていて、また積もっていますので、このブログを書いたらもう一回除雪します。
けど、ちょっと動いたら体の調子も若干良くなったかな?頭痛は無くなりました。
最近走ってないから運動不足かも。
さてさて、リペアです。
遠方よりお送りりいただきましたGibson Dove。ありがとうございます。
ブリッジが剥がれてます。
何度かのリペア跡が見られます。回数を重ねる毎にリペアはしにくくなりますね。
写真を見ながらご説明させていただくとします。
エポキシかな?タイトボンドや膠の類ではありませんね。どんなグルーでも言える事ですが、剥がれちゃうところは勝手に剥がれちゃうくせに、残っているところって頑固で除去がえらい大変。
で、ボディに傷をつけない様、余計なところをはがさない様に、まずはブリッジよりほんの少々小さめにノミでグルーを削ぎ落とします。
右下画像の様に、どういう訳か外周が一段低くなってます。うーん、嫌な感じ。
多分、エポキシの溜池ですね。もしくは、以前からこうなっていて接着強度に不安があるのでエポキシを充填した様(フローティング状態)な形で接着したものでしょうか?
マスキングを剥がしてタイトボンドで接着できる様に、塗膜や段差を少しづつ無くして行きます。ぴったり合い、段差無く、かつ貼り付け後の隙を極力なくす様に、当てては削りを繰り返します。
自家製クランプと、海外製のクランプを使い大きなブリッジを接着します。
グルーを使う場合の全ての箇所に言える事ですが、余計に『食った』状態は避けましょうね。
元よりも1mmはブリッジが下がった状態で接着されたので、弦高が低くなると予想してたのですが、元々がそれほど低くはなかった様で、12フレット1弦で約2mm、6弦で約2.4mm程と良い高さです。しばらく弦が張られていなかった様なので、コンマ数ミリの変動は今後あるかと思います。
オクターブは、調整・貼り付け時に塗膜がギリギリ残る部分で調整させていただきましたので、こちらも許容範囲におさまっています。
1音下げくらいのチィーニングに開放のバズが出ており、ナットの溝が微妙に深いかな?と思う節もございますが、レギュラーでは気にならなくなりますので、現時点での交換は不要でしょう。
もう一晩、二晩様子をみて、完了とさせて頂けたらと思います。
ありがとうございました。