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ボディラフカット
前回分はこちらを見てください。
四角い板をギターの形にカットしました。
こちら何かを真似した訳でもない完全なオリジナルシェイプですが、僕的にはなかなか良いと思ってます(笑)
サイズ的には人気のサドウスキーの15インチ・ホロウボディくらい。材の関係上このサイズになりました。
もともと製作動機が小さめのセミアコなので何れにしても、この位になってたかなとは思います。
幅が375mm、ボディ長が505mm。
完成しても生鳴りがどうのという話のギターではないでしょう。生鳴りを楽しむのであれば、やっぱり17インチ(L−5サイズ)が王道かと思います。
トップ表面削り
等高線を引いてトリマーで攻めます。
いきなりカンナで削っても良いのですが、大幅な時間短縮になりますね。
アーチトップギターで気をつけなければならないのが、指板の乗る部分とテールピース付近でしょうか。
ここを適当にやってしまうと後から手直しが必要になったり、最悪は使い物にならないという事態に。
図面を元に作ると良いんでしょうが、考えながら作るのが楽しいものです。
こんな感じで肝心なところは残します。
バックと接着し、ネックを装着出来る様になってから削るのがおすすめです。
トップ裏面削り
裏面は嫌なものです。
レスポール等のカーブドトップなら表面削りで終了なのですが、アーチトップには裏を削るという試練が有ります。
このまま貼っちゃうか?
音的にはこの状態でも全然有りの結果になる様に思いますが・・・。
しかし、Fホールを開けたいのでそうは行きません。
Fホールの断面が厚いのとか嫌ですよね(笑)
個人的な事で反感を買う事を承知で書きますが、fホールを黒く塗りつぶすギターも好きじゃないです。
いや、まてよ、、、子どもの頃、fホールが書かれたポールギルバートのアイバニーズ欲しかったな。あれはソリッドギターのアクセントですし、ちょっと別物かな。
そんな訳で、裏も削ります(笑)
まずは、エンドミルを用いて目安をつけます。
削る前はもっと穴がたくさんの状態です。たくさん有った方が楽ですね。
この工程は、削り出しトップを作っているとこはどこもやってます。
エンドミルの先端とボール盤テーブルの隙間をあらかじめ4mmとか5mmとか開けてセットすると、貫通する事はないという仕組み。
厚みは4〜5mm位。
もっと、うすけりゃ鳴ってる感じにはなりますが、それが好きかどうかは別問題です。
フラットトップも同じですが、僕はあんまり薄いのは好きでは有りません。
fホール
fホールは真ん中の出っ張りのないシンプルな形状のものにします。
あの真ん中の出っ張りって実は結構重要でして、あの出っ張りを結んだライン上にブリッジが有るのが普通でして、イントネーション調整をした際にあの出っ張りとブリッジがずれているとすんごく格好悪い訳で・・・
バイオリンだとかウッドベースは、ずれているものはほとんどないと思います。あれこそフレットがある訳では無いのでイントネーションがどうのって話ではないですが、そういう設計で作って、その位置でスケールが決められ、魂柱も立てられているってことらしいです。
ギター界では重要視していないのか、知らないのか分かりませんが、ハイエンドメーカーでもバランスが取れていないものも見かけます。もちろん、しっかりそれっているギターも数多いです。
出っ張りのないfホールとは言えども、ブリッジの位置は重要です。
慎重に寸法を測りながら位置を決めます。
左右に微妙にズレて見えるのは、外周がまだラフカット状態のためです。
センターからちゃんと測ってますので大丈夫です。
レーザー墨出し器が欲しい。出来れば十字線タイプですかね(笑)
fホールの角度的には、オリジナリティーを出す意味合いで、幅狭のピックガード(フィンガーレスト)を取り付けた際に隠れない角度です。
ちょっと隠れてる方が格好良いのか?それは出来てからのお楽しみとなりますが、全部見えて格好悪い場合は大きいピックガードを付ければいいかなと。
なかなか格好良い形のfホールじゃないですか?
ステッカー、マスキングシート製作可能です。お問い合わせください(笑)
いよいよ、合体!!
また見に来てください。
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