グヤトーン 年代物のベースアンプ修理

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おはようございます。
今日も天気が良いですね〜。
ここ数日暖かいですが、近いうちに冬将軍が到来だとか。。。
冬が苦手な僕はなんだか寂しく感じます。
夏は『暑い暑い!もう嫌!』と言いながらも、北海道は期間が短いという事も有り楽しんではいるのですが。

冬になると、工房温めてから仕事しなきゃならいですし、除雪しなきゃならないですし。

あー、憂鬱。

冬を極限まで楽しめる事を考えるかな。


さて、アンプ修理です。
最近ちらほらご依頼がございます。ありがたいことですm(_ _)m
トランジスタアンプや図面の無いものは基本的にご遠慮させていただいております。
また、治っても治らなくても、診断・見積もり料(4800円〜)が発生致しますので、ご了承頂いてからの着手となります。
バラして、オシロで回路を追って行くだけでも結構な時間がかかってしまうので、そこはご理解いただけたらと思います。
世の中、残念ですが、低価格帯のアンプの故障は必然と廃棄となる場合も多くなります。
ただ、ネットオークションやフリマ等での売却は有効かと思います。
『キャビネットだけが欲しい』なんて方も多いです。
僕もアンプを作る時はジャンク品を探して入札したりしますが、これが結構な値がついたりして、結局落札できないケースが多いんです。
ジャンク品として売却して、新しいアンプを購入というのも一つの有効手段かと思います。

今回のベースアンプはグヤトーンのBASS200という好きな人にはたまらないアンプの様です。
回路図を探すのにネットで調べていると(結局回路図は見つかりませんでした)、海外の大物ベーシストも使っていたというアンプです。

分解して、各所チェックです。

プリアンプ部分は生きている様です。この部品点数になると回路図が無いと厳しいです。
ここがダメな場合の費用対効果を考えると『残念ですが、やめておきましょう』という苦渋の決断に至ります。

パワーアンプ部分は、抵抗が完全に焼けているものが有ります。

抵抗が焼けるにはそれなりの理由がある訳で、、、
今時の真空管ギターアンプならパーツをケチって定格の低いものを使ってそこだけが焼けるというのも有ります。
この他、5wのセメント抵抗も4つ焼けていました。
制御用(というのか?)のトランジスタも焼けていますし、基盤も焼けています。
パワートランジスタもテスターにかけてみたら不良と判断。

こんなにたくさんの部品が一緒に逝ってしまうのですね〜。

よし!特定はできた!!
部品注文だ!!

だがしかし、、、古いものですのでどこにも有りません。
数件のネットショップで買い物かごまで入れて注文を完了したものの、『入荷未定』との返信。

ヤフオクで探してみるものの、バイポーラなんて法外な価格です。
無理無理。

・・・中国サイトにはたくさんあります・・・

友人に相談したところ、

かくかくしかじか、うんちゃらかんちゃら、、、、それがどうのこうの、、、
めちゃくちゃ詳しく、教えてもらって、なかなか興味深く最後まで頼ませていただきましたが、

簡略すると、

『かつて中国、日本は両国の政治家の努力の甲斐あって政治的にもすごく仲の良い国で
、企業もそうだった。なので、今時の粗悪なコピーではなく中国で正規に作られた当時のデッドストックだと思うよ』

って回答もあり、中国から取り寄せとなりました。

(ちなみに、過去に10wのアルミケースに入った抵抗(なんて言うんでしたっけ?)それを購入しアンプに使った時は、たまたまなのかノイズが増え『だめだこりゃー』って経験があります。)

で摩訶不思議なのが配送形態です。
同じところなのに、一個は書留で、一個は普通郵便。
海外から取り寄せるとよくある事なんですが、なんででしょう?

随分話がそれましたが、3週間ほど経過し無事に部品が到着しました。

すぐに交換作業に。基盤の焼損箇所も修復しないとね。

酸金抵抗も、セメント抵抗も余裕の定格のものへの換装としました。

取り替えた部品です。

で、緊張の音出し。

ならない、、、

えっ、まじか・・・と落胆するものの、楽器が繋がっていませんでした(笑)

無事になりました。

暫くチェックも兼ねて弾き続けましたが、無事になっておりますので、これにて完了とさせていただきます。

ありがとうございました!


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