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完成までの記事をまとめしたので、是非ご覧いただけたらと思います。
https://yuary.net/2018/01/06/post-5124/
〜SONEX吸音材貼り付け編〜
床・タイルカーペット
床もやはり剥き出しの状態だと反響の原因になります。
ただ、壁には失敗の無い様に、評価も高く、実績のある物を使用しようと思いますので、ここは程よい反響が得られるものを使用したいと考えました。
また、ドラムという固定される楽器の性質上、あまりふかふかの床ですと、重力でいずれはへこむ事になります。
当初はエレドラの際に作った、『ふにゃふにゃフロート床ステージ』を設けようと思っていたのですが、階下への振動は今回の床で随分と抑えられていますので、そのままカーペットのみで行きます。(実は、作る気力が尽きたという話もあります)
静床ライトという商品も最後まで気になりましたが、通常のタイルカーペットに。
価格:9,950円 |
こちらですと、近くのホームセンターでも入手が出来ますので、現物を見て、柄を選んで購入する事も出来ますね。
価格:298円 |
こちらも同様ですが、一般的なタイルカーペットは2〜3mmのゴム底になっていますので、多少なりとも防音・防振効果も期待出来るのかな?なんて思います。
オーディオルームを作る方のデッドニングでは2mmほどのゴム板はよく使われる様ですし。
やはり、質量則というのも有るのかも知れませんよね?
この2.5畳程の床分のカーペット質量で、なんと20kgもあります。
このカーペットだけを敷き詰めた状態で、『あー!!』と叫んでも、反響音は全然変わりました。まだまだ反響が酷いですが、幾分スーッと消える感じはします。
しかい、この状態でドラムを入れてもそれほどの効果は望めませんので、そのまま壁施工に移ります。
吸音材の選定
吸音材は、二つの方法で最後まで悩みました。
低音吸収を考えると、GCボードやロックウールボード+有効ボードが良いのでしょうが、質量がドンドン増していきます。
木造住宅の2階設置の悪条件下なので設計時の重量を大幅に変えたく無いというのが一番です。
まだまだ耐荷重的には余裕な重量では有りますが、なんだか気持ちが良く無いのでここは仕方が有りません。
家に損傷を与えてしまってはどうしようも有りませんので、昨日書かせていただいた騒音測定結果から『防音はここで妥協』という苦渋の決断に至りました。
そこで軽い吸音材を考えます。
吸音できれば、軽いスポンジでもなんでも良いだろうと思っっていました。
しかし、吸音材は粗悪品を買うと失敗するというのが定説の様です。
しかも、ホームセンターを渡り歩いて物色していても、スポンジ板でも結構な金額なんです。
壁全面に貼るとなると何万円もします。高級吸音材を買った場合の総額と比較しても『安!』とはなりません。
一番安く抑えられそうなのは、三つ折りのマットレスですかね。あれは、特売を探せば1980円でシングルベッドサイズの吸音材となります。
悩みに悩んだ挙句、安物買いの銭失いも嫌ですので、定番のSONEXに決めました。
もちろん価格の安い順で検討しますが、それはちょっと注意が必要です。
㎡単価で見るのが良いですね。
僕の場合は、しっかり吸音さえしてくれればレコーディングをする訳でも無いので、ここは価格重視です。
選んだのはこちら。
SONEX (ソネックス) SPF1 BLACK 吸音材(波型) ¥42,000(税抜) (¥45,360 税込
設定にあたり、厚みと表面コートが決め手となりました。
狭い部屋の壁に貼りますので、厚みはもちろん重要です。
ドラムの椅子にたどり着くまでに体が壁をこする事も有りますので、ポロポロと欠ける様では困ります。
で、実際に使ってみて思ったのが、レビューには『ボロボロ削れる』と有りますが、決してそんな事はございません。本当に使っているのかな?と思うレビューです。
ギターのヘッドをぶつけたまま移動してたりしてね(笑)
吸音効果はこんな感じらしい。防音にしろ、吸音にしろ低い周波数は本当に難しいんですね。
こちら、値段だけ見ると高く感じますが(実際に高いですが)、いろいろな吸音材としてなり得る物と比較すると、そんなに高くないという事がわかりました。
ちなみに、平方メートル単価は5090円です。
1mx1mx25mmのウレタンスポンジを買っても結構しますよ。
吸音材施工
横壁全面と、多少余ったので入り口側に貼り付けました。
貼り付けはシリコンシーラントを使用。両面テープ施工も可能かと思いますが、剥がす事は想定していませんので接着しました。
こちら、メラミンスポンジで耐熱性に優れていますので、裸電球でもOKです。
と言いながら、『あの熱、暑い。』という事から、レンジフードについていたLED電球と交換しました。こっそり。
この模様の突起が表面積で言うと数倍になるとの事で平なスポンジよりも吸音効果が得られるという事です。
1セットで、横壁二面と、前方壁このくらい貼れました。
ドア部分は余った分を適当に貼りました。
メラミンスポンジなので、カッターでサクサク切れて施工時間は数十分で可能です。
こりゃ楽ちん!!
切れ端はお掃除にも使えます。無駄が出ないメレミン吸音材(笑)
試奏
効果覿面!
シンバルの耳をつんざく痛さが激減しました。これは本当に助かります。
強弱のニュアンスもよくわかります。
極端ではなく、今まではハイハットの打音なんてわからなかったのが、スティックがハットに当たる音もわかる様になりました。
ですが、まだ反響を感じます。
フラッターエコーという奴が大きいのかな?
狭い空間が影響しているのでしょうか?
反射音同士がぶつかり合い、ビヨ〜ンと言うんです。
なんていうか、空気がゆがんだ感じです。
これが重なり続けると、聞いていて非常に不快になります。
ドラムを入れる前は、叫んでも『うぉ!反響しない!!』という感じでしたが、ドラムを入れるとドラム自体が反響するというのが分かりました。
あの大きな胴と皮と大きな金属板ですからね。
楽器自体の反響もあるので、まだまだデッドニングの必要性を感じます。
低音にも大きな効果が現れました。
バスドラが腹に響く感じです。これは、上記のSONEXのスペック表からもわかりますが、中音域以上の倍音がうまく吸収されているためかと思います。
やはり、全面やってみます。
痛いけど、もう後戻りは出来ません。
吸音材は万が一余しても他にも十分使い道があります。
残すは後壁と天井なので、スペースも余裕も有りますし違うパターンの物にします。
その面、約6㎡。
痛いけど、後戻りは出来ませんね。
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防音室の過去記事はこちらより。
https://yuary.net/category/diy%e9%98%b2%e9%9f%b3%e5%ae%a4/