シェクター配線『シェクターのプッシュプルスイッチはコイルタップじゃなかった!』

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ピックアップ交換

ダンカンに交換されたシェクター。
ピックアップをオリジナルに戻されたいとの事でお預かりいたしました。

どうにか今日中に!との事でしたので、急いで取り掛かります!!

市内や近郊の方、ご来店の方、少々お時間をいただけたら即日に可能な事もございますので、ご相談下さいませ。


シェクターの配線

交換作業を行う前に配線とにらめっこします。
シェクターは何度もピックアップ交換はさせていただいておりますが、ちゃんと配線を確認した事がなかったんですね。
というのも、普通のピックアップ交換で有れば、ほぼポン付け可能です。

メーカーが違っても位相さえ合っていれば問題ないんです。
そして、位相も案外統一されている事も多く、一か八かで繋いでも外れるケースはほとんど有りません。ハズレの場合はホットとコールドを入れ変えたらOKです。

今回もポン交換が可能ですが、まじまじと見た事、考えた事がなかったので配線を追っていきました。

こちらの写真をご覧下さい。

ミニスイッチがコイルタップとなっています。
いや正確にはタップをしている訳では有りません。

セレクタースイッチは裏表に各4端子有ります。

フェンダーストラトの場合はこの両面を使用してトーン回路にも接続されます。

が、シェクターは片面をハムの配線に、もう片面を一つのコイルだけを鳴らすための配線に使用しています。

どちらの面を使うか?を選択するのがミニスイッチになってます。

トーンポットがプッシュプルなのでコイルタップかと思ってました。
(多くのコイルタップはこのプッシュプルスイッチで、1/2個のコイルをショートさせてシングル化します)
先入観っていうのは怖い。

アンプに接続しない状態でこれを見た時に、
『プッシュプルでコイルタップね。ミニスイッチはダイレクトスイッチね。』と思う方が多いのではないでしょうか?
僕だけかな?

では、トーンのプッシュプルはどういう役割?
これはトーンバイパスになっている様です。

fbページよりコメントを頂き、『あっ!ブログ訂正していない!!』と気がつきました。
コメント有難うございます。そして、読んで下さった方々、本当に申し訳ございません。
少々訂正させていただきます。
お客様がお引き取りに前に気がつきましたので、お客様には間違いなくお伝え済みですが、
コンデンサーが二つ入っている事に最後の最後で気が付きました。
プッシュプルスイッチは正しくはトーンの切り替え機能となっている様です。
コンデンサーの一つは一般的なハイカットフィルターで、もう一方はハイパスフィルターとなっております。
そのどちらのコンデンサーを使うのか?の選択をプッシュプルで行なっております。

シェクターの配線に悩んでいた方の、ご参考になればと思います!!


交換します

フロイド系のロック式のブリッジの場合、弦を外した後は必ずこの様にマスキングしましょう。
マスキングが無い状態で裏返すとインサートブロックが行方不明になります。
見つかっても違う場所に入れると長年の使用で『あたり』が出来ているので『すわり』が悪かったりします。

後はピックアップの配線をテスターで確かめて接続します。

音出し確認をして、弦を張って、無事完了となりました。

ご用命、ご閲覧有難うございました!!

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