ジャズベの配線を考えつつ、ギター・ベースのポットについて。

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最近ワインにはまってます。

実はお酒は得意では無く、家で飲む事はほとんど有りませんでした。
かつては、歴史や香りに魅せられて、スコッチウイスキーにすこっちだけ凝った事も有りました。
当時は一緒にピート香(スモーキーフレーバー)を楽しむ友人も側に居たからなのだと思います。
酒を飲みながらスコッチ談義をして、ギターを一緒に弾いて、スペイ(伝統的なフライフィッシングの一種)の話なんかをして、週末は朝までという事が多かったです。
張り合う様に色んなスコッチを買ったり、毛針を巻いたり、フライのタックルで競い合ったり、ギターのリックを弾きあったり、本当楽しい時間でした。

あれから10年、僕の興味がワインに向いてます。
凝っちゃうとそこそこ続けるタイプなのですが、ほどほどにします(笑

安くて美味くて、チリワイン最高!!

チリワインを侮るなかれ!!
味と値段は比例しないんですよね?
僕は初心者なので深い事は言えませんけど(笑

チリ産のワインの低価格は、『味が落ちるから』とか『品質が悪い』からとかではなさそう。そこは自分の舌で実証済みですが、根拠も有る様です。

関税が安いんです!
具体的に言うと、チリー日本は2007年にEPA(経済連携協定)を発効していて関税が4.7%らしい。
対するメッカ的存在のフランスなんかは15%もかかっている様です。

人件費も日本から見るとかからないようです。
調べてみると、月収5〜7万円というデータが有りました。
ただ、経済成長中の国としては決して低い月収では無いそうですよ。
(だがしかし、、、チリは物価が高いらしく、生活するには厳しいという話も読みました。トイレットペーパー等の紙類なんかは日本の倍位するそうです。ペットボトルの水なんかも日本より1割ほど高いらしいです。労働費で料金が決まるタクシー等は日本の1/10位らしいので、やはり『物』が高いんでしょうね。『物価が高くて、生活しにくい国』と国民が言うらしく、住居にかかる経費をいかに抑えて生活をするかがポイントらしいです。)

そして、土壌や気候を見てもワインづくりにバッチリだとか。

そんな理由もあり安うまワインとして僕たちの元に届けられているという事らしいです。

すみません。興味の無い方にはどうでもいい話でした〜(笑
こういう事を調べてから飲むとただの酒ではなくなりますね。


さて、昨日ベースの回路を考えていた時に、ふと思い出した事が有りました。
たまにポットについて仕組みや、その他色々についてご質問いただく事があります。

なので、構造について、ちょっとだけ書かせてもらいます。

まずは下手くそな絵をご覧ください。

ポットというのは1−3間が抵抗になっています。
例えば、500kΩの場合はそのままこの1−3間が500kΩとなります。

配線をつないだ状態を考えてみましょう。

配線はこんな感じです。
1にピックアップのホットをつないで、
2からは1で入った信号の出る量を調整したものが出力されます。なのでアウトプットジャック(ギターで言うとインプットジャックって事になります。言葉って難しい。)に繋がります。
3はアース(グラウンド)に落とします。

ボリュームって動きますよね?これは図の2番端子の赤線を動かしている事になります。
この赤線を車のワイパーとして考えて下さい。
1−3間は500kΩとなりますので、出力の決め手となる1−2間の抵抗値は赤線の位置で変わってきます。

ほんでもって、

図①をご覧ください。これだとピックアップ出力とアースがショートしていますよね?
なので、音が出なくなるんです。種明かしをしてしまうと、キルスイッチもただ単にショートをさせているだけです。サイレントプラグも仕組みは同じ。ホットとコールド(アース)がショートすると音が出なくなるんですね。
なので、ポットを見てお気付きの方もおられると思いますが、3番端子が折り曲げられてアースされているでしょ?アレで絞った時の静寂を保っているんです。

図②をご覧ください。こちらはボリュームマックスの状態です。1−2間はショートされていますので、無抵抗のピックアップのパワーそのものが出力されます。簡単に言うと1に入った線と2からの出力の線はここで繋がって一本の線として考えられます。(接点の抵抗が有る!などの揚げ足やオカルト的な事はご勘弁ください(笑))

図①と図②の間の赤線の位置を調整する事によって抵抗値が変わる事で、音量が変わる訳です。

めでたし、めでたし・・・。

それでいいんですか!?

3番をご覧ください。どんな状態でも常にアースされていますよね?

ボリュームマックスでもそのポットの抵抗値はアースに落ちてるという事に。
なのでダイレクトスイッチなるものを増設する方もいるんでしょう。

オームの法則の通り、抵抗値が低いほど電流は流れやすくなるのはご存知かと思いますが、その結果500kΩに比べて、250kΩの方がよりロスが多いという結果になります。
耳というのはハイの音の変化がわかりやすい様で、ロスの多い250kΩは聴覚上『ハイ落ちした。』と聴こえる様です。

なので、ハイよりなサウンドのシングルコイルには250kΩを使用し落ち着いたサウンドを、
シングルに比べハイが少なく感じるハムには500kΩを、
ハイを強調したい音を望んだ場合には1MΩなんてのが選ばれるんですね。

ボリュームを絞った際にハイが抜けなくなるのもこの抵抗値の関係ですね。

次回はアトリエZの配線が無事に完了していたら、ジャズベの複合技のややこしい配線図をちらっとだけ載せてみます(笑


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