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色って難しい
だいたいこんな色で。
そんなアバウトな注文は嬉しい限りです。
これが、サンプル画像が有って、『これに近い感じで』となるとかなり難しい。
例えばレスポールのサンバーストを例に考えると、写真では鮮やかなチェリーが映えた色調でも実物はかなり青みがかっていたりする事もございます。
写真の撮り方(照度や光源の種類も含む)でも随分と違って見えたりします。
下画像は僕の作ったレスポールですが、実はかなり青が入っています。
この画像ではなんとなくお分かりになって頂けるかと思います。
けど、これが、明るい部屋で見ると鮮やかなチェリーに見えたりします。
Photo by Shimanuki Toru
また、写真と実物はかなり印象が違う事も多いです。
ディスプレイを別の物で見ても色は変わります。
パソコンとスマホでも色が違います。
プリンターでも変わります。
色というのは状況により変化してると思います。
更に難しいのが、下地の木の色。
ギターは杢目を生かす塗装をする事が多いのですが、その場合は下の木の色にも大きく左右されます。
レスポールならサンバーストなので、それほど違和感はないのですが、薄めの単色なんかの場合は随分とイメージが変わってしまい大変です。
春畑さんの様なブルーのストラトに塗らせていただいた事が何度かございますが、これも全く同じ色を使っても緑っぽくなったり、紺色っぽくなったりと、下地を見せる以上は同じにする事は不可能です。
市販されたFenderの春畑さんモデルだって、画像を見比べる限りだと各々色が違います。
これ同じ色?と思うものもございます。
これも写真やディスプレイも関係してきますので、もっとややこしい。
今回、AXISをピンクトップにリフィニッシュさせていただいておりますが、これも本当に難しい。元の色が黒という点も更に難易度を高めています。黒が抜けきらないのです。
ですが、市場の高級ギターには杢をはっきりさせるために、こういった手間をかけているギターも有りますね。
色々と試行錯誤をし、少しでも明るく発色する様にやってみました。
こちら、室内光と太陽光の写真です。
こんなにも違います。
フラッシュを使って撮影するか?補正するか?なんかでも違って見えてきますよね。
このピンクもネットを見る限りだと本当に色々で、かなり赤に近いもの、紫に近いもの、ピンクが薄くメイプル色が透けて黄色っぽいもの、、、やっぱり個体の個性と思うよりないのかも知れません。
なるべく補正やライティングのない自然に撮っている写真を見たくてebayやリバーブなんかも見ていたら、かなり近い感じのものも有ります。
クリア吹くと、また色の感じが変わってしまいますが、ベストを尽くします。
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