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Martinのネック反り
トラスロッッドの入っていない70年代マーティン等のネック反り。
どうしましょう?
手っ取り早いのは、やはりネックアイロンによる熱での矯正でしょうか。
5フレット〜7フレットあたりが一番弦高が高い素直な純反りなら、アイロンでも案外すんなり矯正出来たりします。
ですが、ジョイント付近の元起き状態となると少々厄介なんですよね。
それでも、矯正出来ない事もないんですが、こればかりは、個々のギターの状態によって変わってきたりもします。
ハイ起きと、それに伴う純反りというケースが実は結構多いんです。
弊害はと言うと、何よりも弦高が高くなって弾きにくい。
弦高はよく12フレットを基準とされてますが、そこで単純に『2mmに』なんて調整してしまうと音詰まりしたりします。
12フレット上は低いのに、5フレットはなんだか高くて弾きにくいとか、そんな事もしばしばです。
割り切って、高い弦高で弾くと言うのも悪くないですね。
SQはそんなもの。
しかし、それでは折角のお気に入りのギターも、弾きにくいと感じたら触る機会が減ってしまいます。勿体無い。
やっぱり、出来る事はやって弾きやすい状態にしたいものです。
アイロン矯正しましょう!
ちなみに、アイロン矯正は正直なところどの程度の持続性があるのかは、ちょっと分かりません。うちの12弦ギターは矯正後ほったらかしで10年以上経ちますが、全然良い状態です。弦が錆びていたり、埃を被っている以外は。
確実に言えるのは、矯正は出来ているって事です。
その後の事は本当に分かりません。
70年代のギターって下手すりゃ50年近く前のギターって事になりますが、50年間で反ったものなのか、新品から数年で反ったものなのかも分かりません。まぁ色々あると思われますが、それと同じく矯正後も色々あるのだと思います。
アイロン4回
クランプ箇所を変えたりしながら、4回ほどアイロン及びネックに熱を入れました。
こちら、2回目の画像です。
ジョイントからローに行くに従って矯正が出来ましたが、ジョイントで曲がっているのが分かりますね。
4回目です。良いんじゃない?
なんか真っ直ぐに見えてきましたよ。
ここで終了させてしまって良いものか?もう少し曲げるか?難しいところ。
何れにしても、弦を張るまでは時間を置いた方が良い事が多い気がします。
まだ早い。まだまだ早い気がします。
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