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ブリッジ剥がれ
アコギには案外多いトラブルですね。
長い年月、何十キロの力で引っ張られ続ける訳ですからね。
中には剥がれる個体が有っても不思議では有りません
今回のリペアはオベーションですが、こんな感じになってます。
この状態からくっつく気配は有りません。
長年この様な状態だと、変形もしちゃいますので『剥がし』が必要です。
修理開始!
まずはビス隠しの化粧のパールを外します。
パールは案外簡単に取れる事が多いです。壊さないと外れない事も有りますが、それでも外しやすいです。先日のワーモスネックの取れないクレイドットを思い出しました(笑)
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ネジ頭は潰れてます。
浮いたブリッジを締め込もうとしたのか、はたまた外そうと試みたのか・・・。
ちなみに、今回のご依頼主様は、この状態で入手との事ですので、前々所有者以前のお話しだろうと思います。
想定外の苦労ですね。
ぴったり合うドライバーを使えば、よほどの事でも無い限りはこんな事にはなりませんね。
どうにかこうにか抜き取りました。
剥がす!!
温めて剥がしました!!
OVATION的接着です。
悪いなんて言ってません。この方法でも異常なく何十年も無事なギターだって有ります。
ただ、これだとタイトボンドでの接着は難しい。
塗膜も厚いので、その分を削ってしまうとブリッジに弦を通すとボディと当たってしまいます。
(OVATIONは通常のピン止めではなく、ブリッジエンドから通すという、その形状の問題で塗膜を削るとボディトップと弦のボールエンドがぶつかっちゃいます。個体差も有るでしょうが、このギターはギリギリの位置なんです)
塗膜に足付けをして、相性の良い強力な接着剤で止めるしかなさそうですね。
つづく・・・
御用命・御閲覧有難うございました!!
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