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ベースのオンボードプリアンプ
ギターではほとんど有りませんが、ベースではオンボードプリアンプ内蔵というケースが非常に多いかと思います。
このオンボードプリアンプの換装で音が激変するので、これが改造、チューンによる楽しみの一つとも言えるかも知れません。
今回お預かりしておりますモジュラスベースにはご支給のアギュラーOBP−1に交換します。
同時にピックアップも交換しますが、単純に配線図通りで良いのでしょうか?
ピックアップは何?
ピックアップは何?
どこどこのどのピックアップの中域がたまらん!
そういった事ではなく、アクティブかパッシブかが重要になります。
基本的にアクティブピックアップというのはピックアップそのものにオンボードプリアンプの中身の様な回路が封入されているものと考えて良いかな。
パッシブピックアップというのは磁石にワイヤーが巻き付けられた発電装置そのものです。ファラデーさんが発明したんでしたっけ?
これによってポットの抵抗値が変わってきます。
かなり面倒な話になるので割愛(過去に書いた気がします)しますが、アクティブとパッシブでボリュームポットの抵抗値を選定するのはオンボードプリアンプ搭載でも同じです。
アギュラーOBP−1
アギュラーのOBP−1
今回のアギュラーのOBP−1の配線図はこんな感じです。
出典:http://autoglas-schwelm.de/aguilar-preamp-wiring-diagram.html
ボリュームポットはオリジナルを使ってね。という内容になっていますが、こちらはおそらくパッシブベースに載せる事を前提に書かれたものだと思われます。
これが今回の様にアクティブPUベース→パッシブPU+アギュラーとなるとポットの抵抗値はピックアップに合ったものへの変更が必要になります。
例えば、元がEMGだと25kのポットが付いていると思いますが、フェンダーのパッシブに交換して、アギュラーをつけるとなるとポットも変更しなければならないという事になります。
ですが、これまた単純ではないんです。
オンボードプリアンプに直接ピックアップをインプットして、ボリュームを同オンボードピックアップから取り出しているものも有りますが、その場合は一概にピックアップに合った抵抗値で良いという事でもないです。
説明書きがなく、プリアンプの中身が見れず内部配線図がない場合も多く、そんなケースではトライアンドエラーで決めていくしかないです。
折角なのでアギュラーの配線図を乗せたついでに以前お問い合わせのあった同色配線(オレンジ)についても書かせていただきます。
(そういった質問のみは基本的にはお答えしておりません。回路調査等が必要になる場合は料金が発生してしまう事をご了承下さいませ。)
このオレンジ線の場合はどっちでもOKです。
テスターが有ればすぐに分かります。
アンプのトーンスタックの配線と同じですかね。
オレンジの一本をどっちかのポットに入れて、そこからもう片方のポットにつないでも同じです。(いずれも信用せずにテスターでチェックし、自己責任でお願い致します)
ポットの話に戻しますが、そんな訳で今回はポット交換が必要となりました。
サーキット配線完了
こちらがモジュラスのキャビティです。
電池2個の18V仕様です。18Vって結構な電気ですよ。
音はやっぱり違ってきますね。
中でバッテリーが暴れない様にクリップをつけてますので安心です。
ブリッジ交換して、セットアップして完成となります。
もう少々お待ちください。
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