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割れが・・・
長年の愛機なので修理してまだ使い続けたいとのお話でした。
修理に出された事も有った様ですが、『そろそろ良いのでは?』とのお話ばかりだったそうです。
おそらく・・・
このバックが、その様にご判断されてしまったのではないでしょうか。
修理歴は有りそうです。
この反り上がった状態が結構な感じ。
ここを押し付けて平らにしようとしても、もちろん戻りませんし、カラカラに乾燥して硬いかんじなので、押すつけると今度は違う部分が割れる気がします。
トップもバックも割れ口は開いてますが、ここを強くクランプして閉じると早かれ遅かれ他が割れてくる様に思います。
バックはフラットにしてから考えます。(ブレイシングの剥がれもかなりの感じです)
トップは段差を感じない程度にして、隙間は何かしら別の方法で埋めるのが良いかと思います。
見た目はさておき、『ギターとして蘇らせる事』そこに的を絞っていきます。
つづく・・・
バック修理完了!
バックの割れと、それに伴う膨らみですが、そのまま押すと割れる気配でした。
あの手この手でどうにか押しても割れない状態になりましたので、ブレーシング剥がれを接着したり、割れ部分を接着したり、詰め物したりで、どうにか使えそうな状態になりました。
完全にフラットとは勿論なりませんが、頑丈に接着は出来ているかと思います。
元の接着剤?タッチアップ塗装?の様な物を均して、磨き終えたところで、目標は達成でしょうか。バックはこれで完了とさせていただこうと思います。
次はトップです。トップはバック程大掛かりにはならないかと思いますが、やってみないとなんとも言えません。ただ、割れ箇所はたくさん!
全部治ったら更に良い音になりそうな予感でワクワク。
つづく・・・
完了!!
割れ修理が完了となりました。
かなり手こずりましたので、写真を撮影する時に『できた!!』と声を上げてしまいました(笑)
弦を張っても大丈夫。
音出ししても大丈夫。
なんとなく「どっか共振してるかな?」と思っていた感じもなくなり、心地よい響きとなりました。
実のところ・・・
僕も初見では他のショップと同様、『天寿を全うされた』と思ったんです。
もしかしたら『強敵』と感じてそう判断してしまったのかも知れません。
ただ、一箇所ずつ見ていくと、治らない事はなさそうだ。
見た目的には、割れ接着・補強ではどうにもならない部分は有りますが、ギターとしてはまだまだ行けるっしょ。
まだまだ現役です。
飾って往時を偲ぶのも良いかも知れませんが、生涯相棒というギターの存在って大切!!と、ここ最近個人的にも考えたりします。
(個人的な事で恐縮ですが、ようやく僕も昔作ったアコギを弾いていて一体感を感じる瞬間があります。気持ち悪いですかね(笑))
この先、割れない事を願いますが、まだまだリペアの策は有りそうですので、いままで通りお付き合いいただけたらと思います!!
ご用命、ご閲覧有難うございました!!
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