フレットのバリ取り。『決して作りが悪いって事ではないですよ!!』

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フレットのバリ

指板からフレットがはみ出てきた。
手を切った。
皮がむける。
ひっかかる。
痛い。
気になる。

分かります!!

作りの良し悪しではないと僕は感じてます。

どんなに丁寧に作られたギターでも、出ちゃう事だって有ります。
どんなに廉価のギターで、すり合わせもろくにされていない様な物でも、バリがずっと出ないものだって有ります。

金属だって収縮はしますが、木材の方が収縮は大きいでしょうか?
温度や湿気の影響も当然受けやすいのは生きてきた中で感じられるはずです。

木が縮んだ状態の時にフレットの出っ張りが気になるって事でしょう。

僕の所有しているMartinは数年間バリ取りを続けました。
でも冬は出っ張って、夏には落ち着くという感じは多少残ってます。(気にしなくなってしまったので放置です)

作りはすこぶる良いです。

アコギを弾く方なら、(残念ですが)経験が有るかも知れませんが、
ボディの指板の乗っている箇所の割れ!!
(↓これ僕の愛機(汚い)ですが、冬場の乾燥した居間に数日置いていたら割れちゃった)

これも指板の伸縮の結果だと思います。

そう、指板って結構動くんです。
(特にエボニーが動きやすい気がしますが、メイプルでも有るし、、、)

まぁ、そんなこんなで、決して作りの問題ではないと思いますので、うまく付き合って行って下さい(笑)


ご依頼有難うございます

今回、ベースを二本お預かりになりました。
有難うございます!!

一本はメープル指板ですが、メープルでもやっぱり出る時は出る様です。

で、タングの出っ張りは勿論気になりますが、『丸めていない部分』もちょっと気になります。
出っ張ったおかげで、余計に気になっちゃう状態です。

タングの出っ張りを除去する時に、サンドペーパーを当て木に貼り付けて平に削ります。
その際に指板が極僅かに削れます。ローズや厚い塗膜なら気にならない程度なんですが・・・。

こちらサテンフィニッシュなのです。
しかも、かなり綺麗。

塗装の剥がれたメイプルって、すぐに真っ黒になります。

塗装は不要との事でしたが、汚い状態でお戻しするのも嫌なので、バリを取った後に軽く塗装をさせていただきました。

そして、角を丸めて、磨き前にマスキングします。

そして角を磨きました。
(でもサテンのメイプルなので、やっぱりガッツリは行けませんので程よい具合で終了させます。)

強く握ってスライドしても指が痛いとか切れるとかもなくなりました。

御用命、御閲覧ありがとうございました!!

もう一本行けるかな!?(けど暑くなってきたなぁ・・・)


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