Martin D-1 ブリッジがぁ!! 

Martin D-1です!

20年以上になりますかね?
購入しやすい価格帯のMartinが発売されたんです!!
トップが単板!(バックの単板でしたっけ?)
塗装はサテン。
シンプルな装飾。

僕は大好きだなぁ・・・

正直、これ位のギターが一番格好良いんじゃないかなぁ・・・

前にも、D-16かなんかの記事で書いた事が有りますが、
自分でギターを作ってなかったら、間違いなくこのクラスのギターを使っていたのかな?
そう思います。

なんか『粋』なんですよね、このクラスのギターって。

と、完全なる主観で書いてみた(笑)


ブリッジが!!

ブリッジがてーへんだ!!

めっちゃ浮いてます。そしてヘッド方向にズレてます!!

ずれてるのに、簡単には剥がれないんですよね。
ずれた状態で接着されちゃう不思議・・・。
ずれて再接着されたのか?

マジ、不思議!!

弦を外していきますが、このとおりズレたおかげでピンが曲がってます。

数時間、熱(熱と言っても温度は低いです)を加えてブリッジを剥がしました。

問題なのがココです!

めちゃくちゃ変形しております。
経年でヘッド側に寝る様に斜めになるのは仕方ないですし、それならそのまま再接着可能ですが、これだと無理ですね。
ピンの穴部分が妙に盛り上がってますので、その部分だけでも平にしたいです。

これは矯正しなきゃ接着出来ないですね。
うまく矯正出来るかな?

つづく・・・


矯正完了からの・・・

さて、この状態をご覧ください!!

嫌な歪みは矯正できました!!
ただし、どんなギターにも多かれ少なかれ見られる、ヘッド側へのトップ板の倒れ(で通じます様にw)は、矯正不可です。というよりも、矯正してもまた同じになってしまうので、嫌な場合はガッチリ補強って事になっちゃいますが、それをする位ならそのままが良いですね。
矯正はTrade Secret(笑)

剥がれを繰り返さない様に、ブリッジサイズギリギリで塗膜を剥がします。

このズレた部分すごいなぁ・・・
見た目的な事を言うと僕は全然気にならないです。
それに、『剥がれて、ここまでズレた!』ってのを残したい。
そんな気にすらなります。
勿論、この部分の塗装のリペアも可能ですよ〜。


貼る!!

この通り、浮く事もなくブリッジが乗ります!
多少はスプルース側を均してははおりますが、変形を削るものではなく、通常の貼り付けと同じ要領でやってます。
ここで浮きが大きくて、クランプで無理して接着すると後に割れや剥がれの原因になります。

クランプします。

数時間で接着されますが、早くクランプを外すと、思い込みなのか実際にそうなのかは分かりませんが、接着強度はどうなのか分かりませんが、剥がしやすいのは確実な様な気がします。

以前、あれ!左右の位置がズレてる!!と翌日に気が付いたんですが、
通常の剥がしよりも随分と簡単かつ綺麗に剥がれたんですよね。

そんな訳で、大事をとって数日間このまま養生したいと思います!!

つづく・・・


完了です!!

クランプを外して、ピン穴のグルーを除去して、、、弦を張って、、、


前にも書きましたが、自分でギターを作ってなければ使いたいギターの一本です。
装飾してないのが格好良い。(完全に主観ですw)

無事に弾ける様になって一安心です!!

ご用命、ご閲覧有難うございました!!

見てね!!