ラージヘッドストラト(バレットトラスロッドナット)にロック式ナット(フロイドローズ)を取り付ける!スキャロップもしました。

70年代を代表するラージヘッドのストラト。
最もハードロックな時代で、メタルも生まれた時代なのではないでしょうか?
(↑筆者の偏見)

アームでギュイーンってやりたい曲も多いですよね。
中学生の頃、ハイウェイスターのギターソロの最後の馬の鳴き声の様なアーミングを聞いた時は鳥肌ものでした。で、やりたいと思いました。

その頃、フロイドローズは有りませんので、弦がベロベロに緩むほどのアームダウンは出来ませんでした。
1977年、フロイドローズ誕生です。
そして、エディとかがフロイドを駆使して、すんごいプレイを始めましたとさ。

その頃の人達はストラトにフロイドローズを取り付けようとしなかったのでしょうか?
いや、そうじゃないのかな・・・。
直ぐに、クレーマーとかジャクソンとかシャーベルとか、そしてIbanezとか色々出てきて、フロイド&ハムの乗ったソロイストタイプのギターが主流になったので、ストラトにフロイドを乗せる必要が無かったのでしょう。(知らんけどw)
でも、エディとか、リッチーサンボラとかストラト+フロイドのギタリストもいますね。
でもでも、ラージヘッドストラトのフロイドローズは誰も思い出せません。

今まで考えた事なかったんですが、今回は考える必要が出てきちゃったんです。

というのは、
72年モデルのストラトにフロイドローズを!というご注文がございました。

深くは考えて無かったのですが、バレット型トラスロッドナットにナットが干渉するという事実に直面しました。

バレット用のロックナットが製品化されてるのでは?
と思いネットを見ても、そんな都合の良いものは出てきません。

『ちょっと厳しいです』と連絡するのは簡単なのですが、僕個人もどうにかやってみたいと思いました。

バレットを外して、材質をチェック。
『これ、ブラスじゃないぞ!!』
Gibsonのブラスのナットなら弱いので加工はしたくないですが、鉄なら行ける!!

そんな訳で旋盤で削りました。(旋盤は持ってなかったので、ボール盤でw)
ロック式ナットが干渉しない程度まで削るとこんな感じになりましら。
バレッチンネットになりました。

ロック式ナットの高さを見ながら慎重に削ります。

良い感じに出来ましたよ!!

そして、スキャロップ加工もサクッと!!

これから、ボディ側の加工をします。
ハムも乗せます。

なんか非常にワクワクします!!

ご用命、ご閲覧有り難うございました!!

(ボディ加工は別記事で公開予定です)

見てね!!