2020年師走 ニジマス放流について考える〜北見市内の某河川で釣った最後のニジマス〜

近くの河川は、どう言う訳か冬になるとニジマスが釣れません。
・支流で越冬する。
・じっとしてる。
・越冬しやすい場所に移動している。
色んなお話が聞けます。

釣れない時期は無理しない方が、僕にも魚にも良さそうな感じはしますので、
ガンガンいかずに、自然に任せるとしましょう。

そんな訳で、
『最後になるかな?』
そんな思いで親子で釣りに行ったのが11月末。

あちこちが凍りはじめてます。
一旦凍りだすと、あれよあれよとあっという間です。

その時の動画はこちら。

良かった。良かった。


ニジマスって・・・

僕は70年代生まれです。
初めて釣りをしたのは幼稚園に上がる前だったので、釣り歴は40年以上ですが、
当時の記憶はあんまりないです。あたりまえかw

小学生の頃も親父とよく釣りにいきました。
低学年の頃は連れ回されていたと言うか、付き合ってやっていたと言うか、
そんな状態だったのかな。
『一緒に行ってやらないと可哀想かな』そんな風に思ったりも(笑)
でも、それが僕の釣りバカの始まり(笑)

釣りの帰りはパチンコ行ったり、ラーメン食ったり。
小学生でも親父の横で普通に打つ事が出来たんです。
ちびっ子も走り回ってたなぁ・・・。
今思うと、すごい時代だぁ・・・(笑)
良い思い出。

そんな70年代生まれの僕ですが、自分の意思で釣りをはじめたのは小学高学年の頃でした。
ブレットンのスピナー(当時はめっちゃ安かった)とかABUのトビーもどきの安物スプーンでニジマス、アメマスを狙ってました。
キャッチアンドリリースの概念は(多分未だ)無かったんですが、『美味く無い魚』って事で、逃していた様な気がします。(記憶が定かではない)
ヤマメはキープして、釣り場で腹を裂いて、家でフライにして食ってました。

高校生になるとフライもやりだして、その頃はキャッチアンドリリースも一般的になってましたねぇ。


で、何が言いたいか!!

ここが重要なんです!!

僕にとっては、ニジマスは外来魚でもなんでもないという事です。
子供の頃からアメマス、サクラマスなんかと一緒に釣れた魚なんです。

なので、放流に関する揉め事がピンとこない。
放流する人も居れば、駆除する人もいる様です。

オショロコマが居なくなるという話は耳にしますので、それはよく無いのは分かります。
なので、オショロコマが釣れる川や釣れる領域に進入する恐れがある放流は好ましく無いのかも知れません。

(ただ、フィッシュイーターという性質がNGって事でしたらアメマスも結構なもんだろう・・・)

そして、一番良く無いのは自己満足の行為を人に押し付ける事なのかも知れないと客観的に見てて思います。

放流魚を守るためのお願いだったり、駆除のお願いだったり・・・。

確たるルールが無い(良し悪しは別問題)ので、独りよがりになりかねません。

友人から聞いた話を少々書きます。
ニジマスを放流しつづけ、その魚を守りたい人は春に川に近づくなというルールを作ったそうです。
もちろん強制力は有りませんが、公かつ多数派の意見となってしまうと従わない側は悪と見做される事もしばしば。恐ろしい事態だと思います。
でも他魚種の産卵期に関しては触れていないどころか、釣りを楽しまれるそうです。
放流した魚を守りたいという気持ちは分かりますが・・・。
そこで大揉めに揉めたのだとか。

難しい問題です。

そして変な話だとも思います。


発言力のある人だったり、組織だったりが、「ニジマス釣りはやめましょう」って言ったら、それが正しいルールになりかねないんですよ。

『保護』という言葉に弱いんです。
『自然を守ろう』なんて言葉にも弱いんですよね。

守るのは賛成です。好き勝手ではいずれ絶滅するかも知れません。
ただニジマスって元々は居なかったんです。

その他の事を考えなければ、もっともな意見にも聞こえますが、冷静に考えたいと個人的には思います。多数派が正しい意見ではないのかも知れないと。

例えば僕がウグイをこよなく愛していたらどうなるだろう?

なんか難しいですね。
良し悪し別として、明確なルールがないのは難しい。
明確なルールが有れば従うしかないんだから。
40キロ制限がおかしい!!っていったところで、どうにもならないあの状況なら従うんです。嫌でも。
揉め事も激減しますね。


実際、僕も前述の友人の話を聞くまでは、
『うんうん!ニジマス 守らないと!』と深く考えずに思ってました。
もっと言うと、キャッチアンドリリースが正義でキープは悪位に思ってました。

友人が、
『だったらアメマスはどうなるの?極端だけど鮭は?カラフトは?』
『昔から釣りして食べるのが普通だって人も居るんだよね』
『元々は遊びじゃなくて、生活のための釣りだしね』
そんな事を言ってました。

あとね、

ねぇ?なんでウグイ釣れると嫌な感じなの?
って家族に言われましたが、身勝手な釣り人のサガって奴なのかも知れない。
ウグイももっと大事にしないと!!って本気で思いました。


で、僕的な結論は・・・

『結論は絶対に出ない』が結論です。

オショロコマを守りたくて駆除する人、
ニジマスを増やすためにルールを作りたい人、
アメマスだけ釣れりゃ良いって人、
川のニジマス、ヤマメをキープして食べたい人、
とにかく釣りたい人、

どれも避難は出来ないというのが個人的な結論です。

阿寒川の様に漁協が存在していれば、良し悪し・賛否は別として『ルールとしては明確』なのかと思います。

某キャッチアンドリリース河川なんかは実際は結構難しい問題だったりするそうです。
漁協がないし、ニジマスは外来魚だから。

在来種が減るでしょ?とか、
放流魚を餌釣りして持って帰っても、犯罪ではないでしょ?とか、、、。

日本人って偉い!!偉いんですよ!!

個人の良識に委ねられてる事って多いんですよね。

だからこそ面倒臭い?

正しいっぽい多数派が正義。

そこに意見をするものは悪。

それってなんか変。


色々調べて可能なら近所にニジマスを放流したいと思ってます。
流域的にはオショロコマとか絶滅を危惧される様な在来種も居ない感じです。
そもそも、多くはないけれど既にニジマスは釣れてます。居ます。

釣った分だけ戻したいって気持ちが大きいですが、
居なくなったら悲しいってのも有ります。
家のそばでニジマスがバンバン釣れたら面白いだろうと・・・。

市内で釣れたら良き観光資源にもなるだろうと。

ダメかな???

見てね!!