テレキャスターヘッド型 ランディングネット 製作

オーダー頂いたテレキャスターヘッドのランディングネットを製作しております。
気になる価格は(サイズで少々違いってきますが)、網無しで25000円〜です。(複雑な形状のもの、特殊なご要望等はup)
手編みネットは7480円〜、ドリフターチェックにも使えるリリースネットは5280円〜となっておりますが、フリマサイト等で手編みネットを購入したり、ラバーネットを購入したりして、ご自身でお好みのものを取り付けるのも良いかと思います。

そこそこお問い合わせいただきますので、今後は少しでも在庫しておこうと思ってますので、完成次第販売のご紹介をさせて頂きます。

では、、、
ギター屋ならではのハンドメイドランディングネットの現時点までの工程を少々掲載してみますのでご覧下さい。

今回は、レスポールのトップ材(極上杢!)のあまりそうな部分をカットして使用します。

フレームは、ウォルナット、メイプル、オバンコールです。

グリップに合わせて曲げました。

貼り合わせました。

グリップを削っていきます。

サイズですが、『あまり大きくなくて良い』との事でしたので、全長50cmとしております。
このサイズでも50cmの魚もすくえます。
有る程度のサイズの魚でも『ばえる』大きさかな?と思いますよー。

つづく・・・


8/23更新

猿払のイトウの悲しいニュースご覧になりましたか?
あちこちの地方で他の魚種も同じ事態になっているのでは?と心配になりました。
オホーツク海でもブリ、マグロが釣れてしまう今日この頃・・・。
なんだか本当に心配です。

それと、マグロ!!
2021/8/21〜2022/5/31の間、クロマグロの釣り人(遊漁)による採捕が全国的に禁止となりました。
8/20までは30kg以上のクロマグロを釣る事はOKだったのですが、その日までの釣り人による漁獲量が想像以上に多く、このままでは漁獲枠を簡単に超えてしまうぞ!やばいぞ!という措置の様です。
現実問題としては、クロマグロは釣れない。釣ってはいけない。という事になりそうです。
揃えたタックルはどうしましょう。僕は中古やボトムラインで揃えたので、それほどでもないですが、ステラだとかソルティガだとか、高級ロッドをフルセット、新品で購入された方々はやり場のない悲しみで一杯かも知れません。

残念ですが、資源保護のためです。仕方が有りません。
漁師優先なのも理解出来ますが、遊漁船を営んでる方だって同じく生活が・・・。なかなか難しい。

さて、ランディングネット ですが、
お客様からお送りいただいたロゴを入れて、オイルフィニッシュへ突入しております。

こちらが文字を入れた状態です。
まるでFenderですが、パロディの様です(笑)
Fがプになってます。ペンダーと読むとの事です。

頑張って、2色で書きました(書いたというのは半分嘘です)

そして、オイルフィニッシュ1回目です。
ロゴが滲まず、剥がれず、一安心!!
AAAAのトラが格好良いです。
僕のネットもオイルフィニッシュですが、なんとも言えない風合いが最高ですよー。

つづく・・・


網!

編んでる最中の写真は撮ってませんでした。
オイルフィニッシュをしながら、コツコツと編み続ける事10日以上・・・。
やっと編み終えました。

そして、過去の事を思い出しました。

ギター屋をはじめ、そこそこの数のランディングネットを作って売っていた最後の頃、『もう手編みのネットはやめる』と決めた事を(笑)
肩は凝るし、時間はかかるし、なかなか割りに合わないのです。

やっぱり、今後は基本的にはリリースネットでいきます!

編み終えたので、染めます。
この染めは楽しい工程だったりします。

テレキャスヘッドなので焼けたブロンドにしたいと製作開始時から思っておりました。

完全に個人の趣味嗜好ですが、黄色ネットってどうも安っぽいので、焼けたブロンドが良い!!


完成!!

オーダー時のご希望のペンダーが良いですね(笑)

ややオレンジっぽくなりましたが、焼けに焼けたブロンドと僕は認識してます(笑)


フィニッシュに関して

今後のYuaryランディングネットはオイルフィニッシュで製作したいと思います。

↓数年前に作ったノーメンテのウレタン塗装です。

白濁、割れ、剥がれが激しいです。
僕ら親子の使用後の管理だとか、要は使い方が悪いのが一番の原因ですが、ウレタンはこうなります。リフレッシュするとなると、一度綺麗に剥離し再塗装となってしまいます。うちに出してくれるなり、誰かに頼むなりすると、やはりそこそこします。

一方、オイルフィニッシュは、

まだ一年弱ですが、この通り状態は変わっておりません。まだまだ水分をしっかり弾きます。
また、オフシーズン時にメンテナンスをしてやるか!という気になった場合も、オイルの塗り込みのみと非常に簡単です。

そんな訳で今後、基本はオイルフィニッシュ一本で作ろうと思います。


↓現在、わたくしが使用中のストラトヘッドネット。

見てね!!