スイッチの不良はココかも知れませんよ!

不在続きのため、授受のタイミングでご迷惑をおかけし申し訳ございません。
細々とギター屋も続けておりますので、お困りの事がございましたらご連絡下さい。
(運転してる時間が多いのでご連絡はメールだと大変助かります。)

さて、、、リペアです。
時々音が鳴らないとの事でお預かりさせていただきました。
スイッチ切り替え時の不具合は接点不良によるものが多いのですが、そうではない事も・・・。

こちらをご覧下さい。
ちょっと分かりにくいかもですが、デフォルトの配線のアースは大抵この様に剥き出しですね。
これは特に問題はないのですが、ボディの薄いギター等ですと、この裸線がHOTラインに接触して音が出ないという状況って割と多かったりします。
箱物に限らず、レスポールなんかでも見られますが、箱物の場合は組み込み時にしっかりと線のポジションを確認出来ないので、トグルのポジション移動の力加減でショートしたりしちゃいます。
今回のギターも購入時から出ていた症状の様ですが、新品状態でも見られたりする個体も有ります。

接点の状態も問題ないので、スイッチ不良ではないのは確実かと思われます。
分解して組み付け直すついでに被覆線を足すのも料金は変わりませんので、こんな感じで対策させていただきました。

こうしておけば、経年で緩んだスイッチが回転したとしても、ショートの心配は有りません。

『また音が出なくなるかも』と思ってライブはするのは本当精神衛生上よくないものですし。

そんな訳で無事完了です。

この状態なら、万が一スイッチが原因で音が出ないという症状が出た場合は『接点不良』と言えそうですね。

ご用命、ご閲覧有難うございました。

見てね!!