【MUSICMAN AXIS EX】【EVH!? Tak!?】 【ピンクにリフィニッシュしたりフロイドざぐりをしたり・・・】

いつもご用命、ご閲覧有難うございます!

本日はAXIS EXです。

発売時から人気モデルのMUSICMAN AXIS(←現行モデル)
発売当初はスイッチレイアウトが違ったEVHモデルでした。
そのEVHモデルをTakさんが使用した(している)事により、日本では不滅のモデルとして完全定着した感がございます(←主観)

本家USAのEVHは今となってはタマ数は少ないですし、めちゃくちゃ高額!
中古市場でも45万以下は無いと言っても過言では有りません。

新品価格は高額なAXIS USAなら手頃なモデルもございますが、スイッチ位置が違うのが理由なのか少々不人気?

そこで皆さんが目をつけるのが日本製EVH『AXIS EX』です。
スイッチ位置はEVHと一緒で、日本製で作りが良いのも人気の要因かと思われます。
何よりも10年前までは中古が安かったんです!!
中古ですと一桁万円で購入出来たんですよね!!

それが今ではUSA AXISよりも随分と高額で不人気色(何色とは言えません)でも20万円以下なんてほとんどございません。
ゴールド(アンバー)になると30万円〜。
ピンクになるとオークションを見ていても40万円以上になる事も!!
(ピンクが人気なのは、やはりTak氏の影響なのかと思われます。)

このEVH系は今後、ストラトなんかと同じくどんどん価値が上がるのかも知れませんね。

そして、色んなサイトを見てて感じるのですが、日本が1番安いかもです。
eBayを見ていると、EVHで90万円〜、AXIS EXで40万円〜という感じ。
Peaveyのウルフギャングも45万円〜とかなり高騰してます。
※2022年9月現在

ストラトなんかを見てみるとここ数年の高騰ぶりはヤバイですね!
プリCBSなんかは国内には在庫すらない状態っぽいです。
かつてコレクターが見向きもしなかった60年代後半のモデルでもカスタムカラーとなると400万円!!

10〜20年前に借金してでも何本か集めていたら、立派な家が立ったかも知れません(笑)

あらら、話がギターカスタムから随分とそれてしまいました・・・。


今回のご依頼はボディトップのリフィニッシュ、フロイドざぐり、各種調整でございます。

では早速!

到着時の写真です。バックは僕の手前のヘッドが到着ギターです。
濃いめのピンクですね。
ちなみに僕のレッドは、デカールロゴがシルバーです。

まずはざぐります。ざぐりはTakさんモデルっぽく小さめです。
これだとアームアップ時に、やり過ぎるとボディにロックのボルトがぶつかります。
以前、『ブログ記事と全く同じTakさん仕様にして欲しい』とのご依頼で、同様にやらせて頂きましたが、ボディに当たって困ると言われた事がございました。
この状態でも十分にUPは可能ですが、ボディヒットを気にされる方は、大きなざぐりをお勧めいたします。
で、ちょっと関係ないです、このキルト、僕のよりゴージャス!!

塗装を剥がします。染み込んでるので完全にメイプル色に戻すのは無理でございます。
よって、青や緑や黒等からピンクへの塗り替えはやや違った色味になります。
ひょっとしたら格好良い感じになるかもですが、やってみないと分かりませんので、自己責任でご検討下さい。
赤は問題なし、黄色もほぼ問題なしですが、自己責任でご検討下さい。

ピンクを着色します。鮮やかー!!

鮮やかなのですが、ちょっと暗くしていきます。
というのも、ヘッドは塗り替えません。元々ピンクに近い事やロゴの関係も有るのでしょうかね。お客さまのご判断です。
ヘッドとボディは離れていますし、中間にメイプル指板を挟みますので、視覚的に違和感なく仕上がって欲しい・・・。切に願います。
そんな訳でやや暗くしていきます。

光の加減で赤っぽくみえますが、肉眼では暗めになった印象です。

最終クリアから10日間養生をしましたので磨きにかかります。
こう見ると暗めに見えますね。
赤系って写真本当に難しい。ブログを始めた頃からいつもそう思ってました。

ちなみに、ラッカー仕上げなので、分厚い塗膜はございません。
よって、レスポールや(ラッカーではないけど)PRSの様に、杢のウネウネの凹凸が出てしまいます。均一なトラ杢なんかは、触っても線の凹凸が分かりますよね。
僕はこのラッカーの感じが大好きですが、苦手な方はポリ塗装が可能な工房さんで分厚く吹いて貰うのがベストな選択かと思います。

そして、完成!!
ヘッドとの色の違いも肉眼では写真以上に違和感なし!!(天井付近は暗く写る傾向に有ります)
写真の感じでも、このくらいの差なら十分にオリジナルでも有り得ます。

フロイドが狂うとの事でしたので、少々チェックをしてみましたが、裏どめのナットのネジがやや緩んでるのと、ブリッジのナイフエッジのバリが原因っぽいです。
無事に狂いは無くなりました!!
ちなみに、フロイドのチューニングが狂う原因はナイフエッジ付近の問題は多いです。
ボディと裏のバネが干渉してたりってのも粗悪品では見ますねー。

そして、ネックの調整をして弦高を調整し完了です!!

暫く轢かれていなかったのでしょうか?フレットのサビが押弦するとギシギシと嫌な感じでしたので、その感じがなくなるまでたくさんチョーキングしたりしながら弾かせて頂きました(笑)

このギシギシ気になる方は、とにかく弾きましょう!
今回のギターの様な指板の場合は汚くなるのでお勧めしませんが、レモンオイル抜って数曲弾いたらフレットのサビは気にならなくなるはずです(笑)

こちら、本日発送させて頂きました。

ご用命有難うございました!!

見てね!!